ニューイングランド・ペイトリオッツがクオーターバックの不足に答を見つけた。ただし、多くの予想とは違い、その答はベテラン選手ではなかった。

カロライナ・パンサーズがウェイバーにかけたQBマット・コラルを、現地8月31日（木）にペイトリオッツがクレームしたと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが報じている。

パンサーズで1シーズンを過ごしたコラルは、水曜日にウェイバーにかけられた。パンサーズは2022年ドラフトの3巡目で、ミシシッピ大学で活躍していたコラルを指名。しかし、プレシーズンゲームでリスフラン関節を負傷したことで、レギュラーシーズンに出番はなかった。

今回の動きには、おもしろい背景がある。パンサーズはペイトリオッツとのトレードアップで、2022年にコラルを指名した。このとき、パンサーズは2022年4巡目指名権と2023年3巡目指名権をペイトリオッツに送り、全体94位指名権を手にしている。ペイトリオッツはここで手に入れた4巡目指名権を使って、ウエスタンケンタッキー大学のQBベイリー・ザップを獲得したものの、今週になってリリースした後、練習生として再び契約を結んだ。

最終的にパンサーズには何も残らなかったのに対し、ペイトリオッツはコラルとザップの両方をチームの元に置いている。とは言え、もちろんパンサーズには何の問題もない。カロライナは全体1位指名権を使ってアラバマ大学のスターQBであるブライス・ヤングを迎えており、そのヤングがシーズン第1週に先発することになっている。

コラルはニューイングランドに向かい、先発QBマック・ジョーンズのバックアップを務めていくだろう。

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