ジャイアンツ新人WRハイアット、かつてオデル・ベッカムが使用していた背番号13を着用へ
2023年09月01日(金) 10:35ニューヨーク・ジャイアンツからドラフト3巡目指名を受けたワイドレシーバー(WR)ジェイリン・ハイアットはトレーニングキャンプで期待以上の活躍を見せた。そして今、この新人はそのハードルをさらに上げている。
オフシーズンワーク中に背番号84を着用していたハイアットが、かつてオデル・ベッカム(現在はボルティモア・レイブンズに所属)がジャイアンツで送ったセンセーショナルなルーキーシーズンに着用していたことで有名な13番に変更した。
チーム公式サイトによると、ハイアットは現地8月30日(水)に「84にこだわりたいか、もっと別のものにするか、どっちがいいか決めようとしていたんだけど、最終的に13にした。背景となる事情はない。俺はただ13番を着用して自分自身のレガシーをスタートさせて、ジャイアンツのためにベストを尽くしたいだけ」と語ったという。
ビッグブルーの13番を身につけた選手はベッカムが最後ではない。ダンテ・ペティスが2020年から2022年まで着用し、デビッド・シルズはつい先日に放出されるまで昨季とトレーニングキャンプ中に着用していた。シルズの退団に伴って13番があいたことから、ハイアットは背番号を変更している。
ハイアットはベッカムについて「彼がここでしたこと――ジャイアンツで素晴らしいキャリアを築いた。それを引き継いだようなものだ」とコメント。「幼いときに彼を見てファンになった。高校、大学、そして今はここにいるけど、そのジャージーナンバーで、自分自身のレガシーをスタートさせたかったんだ。低い数字が好きだし、もし番号を選ぶとしたら11番(フィル・シムズ、元クオーターバック/QB)がよかったけど、ここでは永久欠番になっているから選べない。13番は次の選択肢だったんだ」
ルーキーが13番を着用することで、ファンからハイアットに寄せられる期待は高まるばかりだろう。しかし、ハイアットにはベッカム本人からの応援も届いている。
ROCK OUT ONE THREE @jalinhyatt 🚀
— Odell Beckham Jr (@obj) August 31, 2023
「ワン・スリーを思い切り楽しめ@jalinhyatt(ハイアット)」
QBダニエル・ジョーンズはハイアットについて「彼はすごく進歩したと思うし、そのために本当に懸命に取り組んでいた。だから、彼と彼の仕事ぶりに大きな称賛を。キャンプを通してプレーを見せ、ものすごく大きな進歩を遂げた。俺たちはこれからも全体として成長するために取り組んでいく。彼はいい状態だ」と話している。
ハイアットがベッカムのようにルーキーシーズンに1,300ヤードを突破したり、初年度から何年も続けてプロボウルに選出されたりすることはないかもしれないが、13番を身につけて戦う才能と機会はあると言えよう。
【RA】