チーフスTEケルシーが膝を負傷、重傷は免れた模様
2023年09月06日(水) 09:25カンザスシティ・チーフスのスター選手がまた1人、現地7日(木)夜に行われるデトロイト・ライオンズとのシーズン開幕戦への出場が危ぶまれている。
火曜日、タイトエンド(TE)トラビス・ケルシーが練習中に過度に膝を伸ばして痛めてしまったとヘッドコーチ(HC)アンディ・リードが報道陣に明かした。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが火曜午後に報じたところによると、ケルシーは長期的なケガを回避したと見られているものの、木曜日の試合に向けてのステータスには疑問符がついているという。膝の腫れが引けば、シーズン第1週に向けてのステータスもはっきりするはずだとラポポートとペリセロはつけ加えている。
ケルシーは火曜日の練習に限定参加とされていた。
2014年以来ケガで欠場したことのないケルシーが一定期間欠場すれば、スーパーボウル王者にとっては大きな痛手となるだろう。
ケルシーは2022年シーズンにレシーブ110回(NFL内3位)で1,338ヤード(同8位)、タッチダウン12回(同2位)を記録。2018年にクオーターバック(QB)パトリック・マホームズが先発の座に就いて以降、ケルシーはレシーブ493回で6,298ヤードをマークしており、これはその間におけるQBとパスキャッチャーのコンビの記録として最多だ。8年連続でプロボウルに選出されているケルシーは、過去7シーズン中6シーズンでチーム内最多のレシーブ数を数えている。
ケルシーが欠場すれば、ノア・グレイかブレイク・ベルが代役を務めることになるだろう。
ワイドレシーバー(WR)カダリウス・トニーやスカイ・ムーアといった若手選手が大きな役割を担うと見込まれている中、チーフスはまたしてもレシーバーポジションに疑問を抱えたままオフシーズンを迎えていた。ケルシーがマホームズの安定したターゲットとなり、ビッグプレーを生み出す存在であり続けるという仮定は、レシーバーに関するすべての議論に対して安心感をもたらすものとなっていた。
しかし、2023年シーズン開幕戦まであと2日となった今、その仮定自体が疑問視されている。
契約問題を抱えるディフェンシブタックル(DT)クリス・ジョーンズの状況が解決されていないことから、チーフスは木曜日に2人のスター選手を欠く可能性があると言えよう。
【RA】