WRジェファーソンの契約延長はバイキングス次第か
2023年09月08日(金) 11:31ミネソタ・バイキングスのスター・ワイドレシーバー(WR)ジャスティン・ジェファーソンは将来的にクオーターバック(QB)以外で史上最も大きな契約を手にする可能性が高い。ただ、それがいつになるのかについて、ジェファーソンは特に気にしていないようだ。
24歳のジェファーソンが自分の価値について何も知らないというわけではない。しかし、2023年のNFLシーズンが始まるにあたって、ジェファーソンは契約交渉に対して積極的な姿勢を見せていない。
『ESPN』によると、ジェファーソンは現地7日(木)に「もちろん、契約が成立することを望んでいる」と記者たちに話し、こうつけ加えたとのこと。
「でも最終的には、すべては(バイキングスの)判断とオーナーシップがどうしたいかにかかっているんだ」
バイキングスのゼネラルマネジャー(GM)クウェシ・アドフォ・メンサが公の場で語っている限りでは、全面的にジェファーソンをサポートしているのが明確であり、チームは最終的に契約をまとめるつもりだという。契約交渉がレギュラーシーズン中に持ち越されるのは仕事の邪魔になると考える者もいる。しかし、それが個人的な問題なのかと聞かれたジェファーソンは「彼ら次第だ」と答え、その責任をバイキングス側に投げ返した。
プロ4年目のジェファーソンは、リーグ史上最高クラスのスタートを切り、キャリア3年目までの50試合で驚異的な平均96.5レシーブヤードを記録。最初の3シーズンで獲得したヤードの合計としてジェファーソンがマークした4,825レシーブヤードは、リーグ史上どの選手もよりも多い。
昨季のジェファーソンはレシーブ数(128回)とレシーブヤード(1,809ヤード)でNFL首位に立ち、リーグの年間最優秀攻撃選手に選ばれた。
「俺は違う状況にいる」とジェファーソンは木曜日にコメントし、こう続けている。
「ゲーム史上誰もやったことのないことをやった。だから、俺の状況は他のみんなとは少し違うんだ」
「もちろん、4年目に突入し、2年早く契約の話をしようとしている。それに向けてはいろいろな部分がある。だから俺はエージェントに任せて、自分自身はフィールドでのことに集中するんだ」
現在、ワイドレシーバーで最も平均年俸が高いマイアミ・ドルフィンズのタイリーク・ヒルは、年俸3,000万ドル(約44億395万円)。ジェファーソンがそれを吹き飛ばすことは想像に難くない。
2020年1巡指名選手であるジェファーソンの今季年俸は240万ドル弱(約3億5,246万円)が保証され、昨年夏にバイキングスが有効にした5年目オプションにより、2024年には1,970万ドル(約28億9,312万円)が支払われることになっている。また、それまでに契約が成立しなければ、2025年にミネソタがジェファーソンにフランチャイズタグを付ける可能性もある。
しかし、バイキングスがクオーターバック(QB)カーク・カズンズをフリーエージェントにすることを許せば、来オフシーズンの自由度は大きく増すかもしれない。カズンズはジェファーソンがキャリア初期で高いピークに達するのを後押ししたが、バイキングスは両者の市場価値に見合う額を支払うことができない可能性がある。ジェファーソンはビジネスの本質を理解しているものの、記者団にはNFLで本当に知っている唯一の先発クオーターバックとの仕事を続けたいと語っている。
ジェファーソンは「ビジネスの一部だからね、ハッキリとは言えない」と話した。
「もちろん、引き続きカークが俺のクオーターバックでいてほしいと思っている。・・・でも、それは俺がコントロールすることじゃない。チーム次第だし、カーク次第だ。でももちろん、俺はカークと一緒にいたいし、カークとの旅を続けたい」
バイキングスの2023年シーズンは日曜日に予定されているタンパベイ・バッカニアーズ戦でスタートする。
【KO】