コマンダースオーナー、結果がすべてと認めながらもリベラHCに好意的な評価
2023年09月08日(金) 12:11ワシントン・コマンダースはアリゾナ・カーディナルスを迎え撃つ今週末に、きわめて重要なシーズンの開幕を迎える。
理論上、カーディナルスはコマンダースにとって、これ以上ないほど理想的な対戦相手だ。しかし、新しいオーナーシップの下で臨む最初の試合であることから、どのチームと対戦するにせよ、コマンダースには高いプレッシャーがかかるだろう。新時代における最初の週末。それはロン・リベラにとって、コマンダースのヘッドコーチ(HC)として臨む最後のシーズン初戦になる可能性もある。
リベラHCに退職を迫る者はいないだろう。まだシーズン第1週であり、どのようなことも起こりうる。しかし、2023年シーズンがこのベテランコーチにとって“実力を証明するためのシーズン”ではないと見なすのは怠慢だ。
コマンダースの新オーナーであるジョシュ・ハリスでさえ、コマンダースのオーナーになってからの数カ月におけるリベラHCの様子に満足していると述べながらも、NFLが結果重視のリーグであることを認めている。
『ESPN』のジョン・カイムによれば、ハリスは現地6日(水)に「リベラコーチのことを知るのを心から楽しんできた」と述べたという。「彼はいい人だ。彼がここに来たときと比較して、また、気を散らすものがたくさんある中で、チームの現状という点で彼は素晴らしい仕事をしている」
「彼はとても有能なフロントオフィスを擁している。私たちはスピードを上げており、どのように学びたいか、どのように決断を下すのかを聞きたいと思っている。それはとてもうまくいっている。最終的には、フィールドで勝利をもたらさないと。何も言う必要はない。ただそこに出るだけ。今のところは順調だ」
プレシーズンの最も良いところは、勝敗がカウントされない部分だ。コーチ陣はマラソンのように続くシーズンの開幕に向けて最高のロースターを構築するために選手たちを評価するべく、12クオーターを得ることができる。リベラHCが選んだクオーターバック(QB)――浅いキャリアの中でまだ1試合しか先発を務めたことがないキャリア2年目のサム・ハウエル――が実りあるシーズンを送れば、チームは驚くほど良くなるかもしれない。
とはいえ、底抜けの楽観主義が許される時期は終わりつつある。これからは試合結果が重要になるだろう。結果が物語を動かすようになるのだ。
そして、ハリスが水曜日に指摘したように、それが最も重要だ。
ハリスはオーナーとしての動き方について――誰がチームを監督しようと――ダラスに位置する地区ライバルとは意図的に異なる立場を示した。『The Washington Post(ワシントン・ポスト)』のサム・フォティアによれば、ハリスは「プロフェッショナルが選手を選ぶべきだと思っている」と説明し、コマンダースがロースターを53名に縮小するときの作戦会議には参加しなかったと明かしたという。ハリスは今後もその仕事を自分のスタッフに任せ、自身がそこに参加するつもりはないようだ。
コマンダースを再び繁栄させるという目標を説明する際、ハリスは「ダラスはアメリカズチームではなかった。ワシントンがそうだったのだ」と発言し、またしてもダラス・カウボーイズに対して尊大な態度をとっている。
ハリスが再びそれを実現させる上で、リベラHCが貢献できるかに注目だ。
【RA】