キャリア史上最悪の試合に“衝撃だった”とスティーラーズHCトムリン
2023年09月11日(月) 13:46ピッツバーグ・スティーラーズが完璧なプレシーズンで築き上げた良いムードと期待感が、レギュラーシーズンの開幕戦で一気に吹き飛んだ。
ケニー・ピケット率いるスティーラーズのオフェンスは、プレシーズンの各ドライブで得点を挙げるなどして期待を高めていたが、シーズン第1週のホームゲームでは、サンフランシスコ・49ersに30対7と完膚なきまでにやられた。これはマイク・トムリンがヘッドコーチ(HC)を務める時代で最も差のついた、ホームでの敗北だ。
49ersはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のスーパーボウル有力候補として全力を見せつけた一方で、スティーラーズはアクリシュア・スタジアムから、まるでプレシーズンのほら吹きだったかのように疲弊して去っていった。
試合後、スティーラーズのヘッドコーチであるマイク・トムリンはチームのウェブサイトを通して「今日の結果には明らかに責任を感じている」と語り、こう続けた。
「相手チームのパフォーマンスを称える。私たちの今日の出来に対する否定的な評価は受け入れるしかない。もっと準備をしないといけない。もっと良くプレーしないと。それが現実だ」
「今日はいろんな意味で衝撃を受けた」
確かに、いろんな意味で。
スティーラーズのディフェンスは、クリスチャン・マカフリーにランで152ヤードを稼がれた。これは2019年の第5週以降で、CMC(マカフリー)が49ersで出した最高の記録だ。
スティーラーズのオフェンスは239ヤード獲得(1プレーあたりわずか3.9ヤード)で、完全に振るわなかった。前半で20-0と大きくリードを許し、後半では一点も取れなかった。数週間前には素晴らしく見えたピケットたちは、現地10日(日)にはまるで別人だった。
「ポゼッションダウンで十分に勝てなかったから競り合えなかった」とトムリンは言い、こうつけ加えている。
「試合を第3ダウンの成功率が0対5でスタートして、期待通りの日を過ごせると思えるわけがない。重要なダウンで勝たなきゃいけない」
試合中、スティーラーズは第3ダウンで15回中5回しか成功できず、ピケットは2回のインターセプトを喫した(パット・フリーアムスへのタッチダウンパスもあったが)。2022年の最後の8試合では、ピケットはインターセプトをわずか1回に抑えている。
2007年からスティーラーズを率いているトムリンは、この日曜日までの時点で、スティーラーズのHCとして15点以上差で負けたホームゲームがたったの2回しかなかった。
シーズン第1週の試合は、スティーラーズにとって警鐘となっている。
「がっかりするような一日だった」と言うトムリンは、続けて「こんなパフォーマンスを望んでいたわけじゃない」とコメントした。
【KO】