アウトサイドラインバッカー（OLB）ブライアン・バーンズが長期契約を望んでいることは、シーズン第1週が近づくにつれて知られるようになった。しかし、2023年シーズンが始まった今、カロライナ・パンサーズのスターパスラッシャーはエリートとしての地位を維持することだけに集中している。

『ESPN』のデイビッド・ニュートンによると、バーンズは現地16日（土）に「実のところ、交渉は進めていない」と報道陣に明かしたという。

「彼らには、シーズンが始まったらボールのことしか頭にないと伝えた。契約交渉のことを気にしていたら、フィールドでもチームメイトに対しても1,000％の力を発揮できない。常に100パーセント、1,000パーセントでいることが、彼らに対する義務だと思っている」

バーンズはシーズン第1週のアトランタ・ファルコンズ戦で、サック2回、タックルフォーロス2回、フォースドファンブル1回、クオーターバック（QB）ヒット1回と、その価値を示す素晴らしいパフォーマンスを見せた。『Next Gen Stats（ネクスト・ジェン・スタッツ）』によると、プロボウルに2度選出された経歴を持つバーンズは、この試合でチームの守備スナップ48回のうち46回に参加したとのこと。これにより、彼のチームでの立ち位置に関する疑問がすべて解消されている。

契約交渉でチームと揉めていたことから、シーズン開幕前のバーンズの立ち位置は不透明となっていた。シーズン第1週を目前に控える中、バーンズはサンフランシスコ・49ersのディフェンシブエンド（DE）ニック・ボサが5年1億7,000万ドル（約251億2,300万円）の契約延長に合意するのを目の当たりにしている。『Over The Cap（オーバー・ザ・キャップ）』によると、この契約はピッツバーグ・スティーラーズのT.J.ワット（2,800万ドル／約41億3,906万円）、ロサンゼルス・チャージャーズのジョーイ・ボサ（2,700万ドル／約39億9,104万円）、クリーブランド・ブラウンズのマイルズ・ギャレット（2,500万ドル／約36億9,541万円）、チャージャーズのカリル・マック（2,350万ドル／約34億7,369万円）といったエリートパスラッシャーたちの年俸を上回る最新の契約になったという。

パンサーズが現地18日（月）夜にニューオーリンズ・セインツを迎え撃つ予定となっている中で、バーンズは契約交渉が“保留”されている間にスポットライトを浴びることを生かし、前述の選手たちと同じような報酬を得るに値することをもう一度証明することを目指している。

「プライムタイムの試合はみんなが見ている」とコメントしたバーンズは「自分に何ができるかを示し、リーグにそれを知らしめることを常に目標にしている。でも、俺自身というよりもディフェンス面でリーグにアピールしたい。俺たちがディフェンスでどれほどのもんなのかを知ってもらいたい」と続けた。

【RA】