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ふくらはぎのケガが悪化したQBバロウに関する最新情報はないとベンガルズHCテイラー

2023年09月19日(火) 10:11


シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【AP Photo/Jeff Dean】

クオーターバック(QB)ジョー・バロウがふくらはぎのケガを悪化させたことが、今後の出場にどう影響するかはまだ分からない。

現地18日(月)、シンシナティ・ベンガルズのヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーはバロウのふくらはぎの状態について明確な最新情報を持っていなかった。しかし、シーズン第3週に向けて出場可否は定まっていないのかという質問に対するテイラーHCの返答は、シンシナティにとって若干の懸念を引き起こしかねないものだったと言えよう。

テイラーHCは「ああ、今は何とも言えない」とコメントしている。

バロウのプレーに手応えを感じるために練習でどのような姿を見たいと思うかと聞かれても、テイラーHCの答えはほとんど変わらなかった。

「今は何とも言えないね」と繰り返したテイラーHCは「彼はたぶん、試合最後の3プレーのうちの1プレーでやってしまったんだと思う。だから、ただ痛めているだけ。まだフィールドでは何もしていない」と続けている。

日曜日、バロウは27対24で敗れたボルティモア・レイブンズ戦の第4クオーターで最後のタッチダウンが決まる前にふくらはぎを痛めた。その後、バロウが足を引きずる様子ははっきりと確認できたものの、レイブンズが再びベンガルズに攻撃権を与えなかったこともあり、バロウが途中で離脱することはなかった。試合後、テイラーHCはチャンスがあればバロウを試合に戻していたと述べている。

7月27日にふくらはぎを痛めたバロウは、プレシーズンとトレーニングキャンプの大半を欠席。

テイラーHCはバロウが日曜日にケガを悪化させる前に、ふくらはぎは“とても良い感じだ”と話していた。

月曜日、テイラーHCは「先週は素晴らしい練習ができていたと思う。本当にどう感じているかは本人にしか答えられないが、すごく良かったという感覚は持っていたはずだ」と語っている。

次に控えているホームでのロサンゼルス・ラムズ戦は現地25日(月)夜に行われるため、バロウは1日多く回復にあてる時間を確保できる。とはいえ、バロウが長引く傾向のある軟部組織のケガを悪化させたことは、0勝2敗でスタートを切るという悪い流れを断ち切りたいベンガルズにとって良い兆候とは言えないだろう。

テイラーHCがバロウを1週間から2週間、欠場させることを検討しているという世界はあるのだろうか。

テイラーHCは「まず、何かを推測し始める前に医師の話を聞かなければならないと思う。だから、情報を得てから、何をすべきか考えるつもりだ」と強調している。

バロウが序盤に出遅れたことが、チーム全体のつまずきに影響しているのは確かだ。バロウのこの2試合の成績は、パス成功率わずか56.9%、304ヤード、タッチダウン2回、インターセプト1回というものだった。ベンガルズは昨季も0勝2敗でスタートしていることから、現在の状況には馴染みがあるとはいえ、当時は再びAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区を制覇し、AFCチャンピオンシップゲームに到達するまでに、バロウの出場可否に疑問符がつくことはなかった。

来週にバロウがプレーできない場合、QBのデプスチャート上で次に控えているジェイク・ブラウニングが代わりを務めることになるだろう。

【RA】