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RBチャッブの負傷を受け、カリーム・ハントがブラウンズを訪問へ

2023年09月20日(水) 10:12

カリーム・ハント【AP Photo/David Richard】

ランニングバック(RB)ニック・チャッブが膝を負傷して今季終了となったことを受けて、かつてチャッブのランニングメイトだった選手がクリーブランド・ブラウンズを訪れている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが情報筋の話をもとに伝えたところによると、カンザスシティ・チーフスとブラウンズでプレーした経歴を持つRBカリーム・ハントが現地19日(火)にブラウンズを訪問するという。

ラポポートによれば、チャッブは月曜夜に敗れたピッツバーグ・スティーラーズ戦で靭帯を損傷したとのこと。試合後、ヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーはチャッブが今季絶望になるだろうと述べている。

火曜日に報道陣に対応したステファンスキーHCは、スティーラーズ戦で106ランヤードを記録したジェローム・フォードを先発ランニングバックとして起用する方向で進めるが、それでもなおRBルームの補強は検討していると明かした。

チーム公式記録によると、ステファンスキーHCは「ニック・チャッブの代わりはいない」と語ったという。「そんなことはできない。周りを見渡せば、リーグにいる偉大な選手たちは試合に出ている。彼のような選手の代わりは1人では務まらないものだ。だから、みんながもう少し頑張らないといけない。あらゆる場面でね。だが、誰を獲得するかという点では、選択肢を検討することになるだろう」

ハントの加入について具体的に聞かれたものの、詳細に触れなかったステファンスキーHCは、次のように答えている。

「今はいろんな選択肢を検討している初期段階だから、具体的なことは言えない」

28歳のハントは過去4シーズン、ブラウンズのバックフィールドでチャッブを補完する存在としてプレーし、ハントが絶好調だったとき、ブラウンズはNFL屈指のバックフィールドタンデムを擁していると言われていた。しかしながら、2021年シーズンと2022年シーズンにハントの出場機会と生産性は減少している。

2022年シーズン終了後にフリーエージェント(FA)になったハントは、8月にニューオーリンズ・セインツとインディアナポリス・コルツを訪問したものの、契約は実現しなかった。しかし、今回は状況が異なっている。

ブラウンズで過ごした最後の2シーズンは必ずしも満足のいくものではなかったとはいえ、ハントはステファンスキーHCが指揮を執るオフェンスを理解しており、ロッカールームにも馴染みがある。残りの15試合でチャッブを欠くことになるブラウンズは、急ぎで助っ人を得る必要があると理解しているはずだ。

【RA】