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セインツ守備陣、パンサーズ戦勝利で20点以下に抑える連続記録が10試合に

2023年09月20日(水) 12:20


カロライナ・パンサーズのブライス・ヤングとニューオーリンズ・セインツのキャメロン・ジョーダン【NFL】

ニューオーリンズ・セインツのディフェンスは、現地18日(月)に行われたカロライナ・パンサーズとの試合を20対17で制し、その優れたパフォーマンスを維持した。

セインツは10試合連続で相手を20点以下に抑えており、これはチーム史上最長の記録だ。2023年に入ってから、セインツはシーズン第2週の残り1分16秒になるまでタッチダウン(TD)を許さず、これもチーム史上、シーズン開始からの最長の記録だった。

圧倒的な強さを見せているにもかかわらず、ヘッドコーチ(HC)デニス・アレンは勝負がほぼ決まっていた試合終盤に失点したタッチダウンにイライラしていた。

月曜夜、ほぼ2試合にわたってディフェンスがタッチダウンを許さなかったことがいかにすごいかと質問された際、アレンHCは「実際には2試合目もタッチダウンを許すべきではなかったから、満足していない」と答え、こう続けている。

「だが、ディフェンスの部分ではうまくやっていると思うし、まだ改善できる点もたくさんある。自己満足で終わるつもりはない。うまくいかなかった点を修正し、うまくいった点を続けるために再び取り組むつもりだ。フロントとカバーが今日はよく連携していたと思うし、特にフロントがいい仕事をしたと思う」

セインツ守備陣は前半に第1ダウン獲得をわずか4回しか許さず、獲得ヤードを88ヤードに抑え、クオーターバック(QB)ブライス・ヤングとパンサーズのオフェンスを圧倒した。

試合全体で見ても、セインツはヤングに対してサックを4回成功させ、2回のQBスクランブルもマーク。ラン17回のところを66ヤードに抑えて地上戦を封じ、パンサーズの第3ダウンコンバージョンを14回中4回しか許さず、パスは合計139ヤードにとどめた。セインツは試合最初の10回のドライブで164ヤードしか許さなかったが、セインツがディフェンスを緩めた最後の75ヤードのタッチダウンドライブで、パンサーズは200ヤードの大台を超えたのだ。

セインツはブリッツなしでヤングにプレッシャーをかけ、4人のディフェンシブラインマン(DL)によってプレッシャーを生み出した。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、カール・グランダーソンが6回のQBプレッシャーとサック1回でリードし、キャメロン・ジョーダンも4つのプレッシャーを加えたとのこと。

「4人でパサーに突進して、7人をカバーに使い、効果的にクオーターバックにプレッシャーをかけられることは、このリーグで成功するためのレシピだよ」とアレンは語り、「ずっとそうだ」とつけ加えた。

セインツのディフェンスは、全体1位指名を受けたルーキーであるヤングをプライムタイムで完全にルーキーらしく見せた。ヤングは最後までリズムを見つけられず、ボールを前に進めるのに苦労する。最後のドライブまでのベストプレーは、2回のスクランブルだけだった。

ジョーダンはヤングについて「彼はいいやつだ。成長の余地がたくさんあると思う」とコメントし、次のように続ける。

「ポケットに彼を閉じ込め、ポケットを押し潰し、彼が不快に感じるようにする。それが明らかに計画だったし、その点では成功したと思う。ただ、彼は思った以上に逃げ出してきた。ポケットパサーだと思っていたが、彼にはスピードがある。AギャップとBギャップからすり抜けてきた。次に彼と対戦するときにはそれを覚えておかないと。彼とはもう1回対戦しないといけない。彼が成長して、成熟するにつれて、今度は少し若いと言う人も出てくるだろう」

シーズン第14週にニューオーリンズで行われる同地区再決戦は、ヤングがもっと経験を積んでから迎えることになる。それまでにセインツのディフェンスから21点を奪えるチームが出てくるかに注目だ。

【KO】