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現在も脳しんとうプロトコルに置かれているコルツQBリチャードソンが練習を欠席へ

2023年09月21日(木) 10:41


インディアナポリス・コルツのアンソニー・リチャードソン【AP Photo/Eric Christian Smith】

インディアナポリス・コルツの新人クオーターバック(QB)アンソニー・リチャードソンは脳しんとうプロトコルに置かれたままとなっている。

現地20日(水)、ヘッドコーチ(HC)シェーン・スタイケンが脳しんとうプロトコルに置かれているリチャードソンとセンター(C)ライアン・ケリーは練習に参加しないと報道陣に明かした。2人も“経過は良好”だとスタイケンHCはつけ加えている。

日曜日に勝利したヒューストン・テキサンズ戦で、リチャードソンは序盤2回のドライブでいずれもタッチダウンランを決めたものの、第2クオーターに脳しんとうが原因で除外された。

デュアルスレットQBであるリチャードソンは2回目の得点後、エンドゾーンでヒットを受けた後に脳しんとうを起こしたと見られている。リチャードソンは頭を芝生に打ちつけたが、それに続くドライブでもプレーを続行した。その後、リチャードソンは症状を自己申告し、試合から除外されている。

リチャードソンの代わりに出場したベテランQBガードナー・ミンシューは、敵地で行われた試合で31対20の勝利をもたらした。リチャードソンが欠場する場合、ミンシューがシーズン第3週に先発を務めることになるだろう。

日曜日に控えているボルティモア・レイブンズ戦に向けてのリチャードソンのステータスは、現時点では明らかになっていない。

ドラフト全体4位指名を受けたリチャードソンは、先発した2試合でダイナミックなパフォーマンスを見せており、出場した6クオーター弱の間にタッチダウンラン3回、279パスヤード、タッチダウンパス1回、インターセプト1回をマークした。しかし、リチャードソンが2試合ともサイドラインで試合を終えたことから、すでにケガが懸念点となりつつある。

『ESPN』によると、コルツのオーナーであるジム・アーセイは日曜日の試合後に「いつも心配している」と述べ、こう続けたという。

「最初の試合では膝を負傷したが、ただの打撲で問題はなかった。今回の試合では頭を打った。自分の体を守らなければならない状況だったのだと思う。彼は大きくてフィジカルな選手だ。もちろん、ランにも優れているし、あのポジションの選手たちは今、たくさん走っている。だから、自分で自分を守ることが重要なのだと思う」