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ペイトリオッツへの連敗記録については考えないとジェッツHCサラー

2023年09月22日(金) 13:18

ニューヨーク・ジェッツのロバート・サラーHC【Aaron M. Sprecher via AP】

2023年の2週を終えて、ニューヨーク・ジェッツは1勝1敗だ。チームはオールプロに選ばれたクオーターバック(QB)を失っているものの、タイトル取りの希望はまだ失われていない。

タイトルが正確にはどういった形で決するかは、まだ分からない。AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区の王座を手に入れることができれば、ジェッツにとっては――特に、アーロン・ロジャースがプレーできない今となっては――満足だろう。しかし、ジェッツは今でも、2023年に最も重要なトロフィーを獲得することを狙っている。

その旅路における次の目標は、ジェッツに14連勝を飾っているニューイングランド・ペイトリオッツを、シーズン第3週に撃退することだ。

チームの公式サイトによれば、ディフェンシブタックル(DT)クイネン・ウィリアムスは連勝しているペイトリオッツの優位性について水曜日に尋ねられた際、「そういうことにはまったく注目していない」と話した。

「毎日良くなること、前の週から学ぶこと、自分たちに今できることをやることに集中している。ここは新しい考え方を持つ新しいチームで、そういう部分ですべてが新しくなっている。俺たちが集中するのは今年、そしてこの試合のことだけだよ」

ウィリアムスのアプローチは、新シーズンに乗り出そうとするチームにとって適切なものだ。昨年は昨年であり、今年は予想外のハードルがいくつか出てきたとは言え、ほぼすべての目標がまだ達成可能な状態だ。

ジェッツはテキサスに旅し、ダラス・カウボーイズに完敗したとき、NFLで勝つのがいかに難しいかを再認識させられた。シーズン第2週にインターセプト3回を喫したクオーターバック(QB)ザック・ウィルソンは、確かにもっとうまくやれたはずだ。しかし、ペイトリオッツに勝つには、シグナルコーラーの努力だけではどうにもならない。

シーズン第2週のジェッツはサードダウンのコンバージョンが10回中1回にとどまり、オフェンスのトータルヤードは215ヤードだった。ターンオーバーは4回あり、ポゼッションでも相手に圧倒されている(42分15秒対17分45秒)。試合を通じて、爆発的なプレーはワイドレシーバー(WR)ギャレット・ウィルソンへの68ヤードのタッチダウンパスのみだった。

ジェッツがやるべきことはシンプルだ。来る日曜日に0勝2敗のペイトリオッツを倒し、相手の連勝を止めること。その連勝は、QBトム・ブレイディ時代が終わった後も続いている。

ヘッドコーチ(HC)のロバート・サラーは水曜日に「過去に起こったことは分かっているが、くよくよと過去を振り返り、こんなことができたはずなどと考えていれば、今われわれができることが減ってしまう」と話し、こう続けた。

「相手はニューイングランドだし、地区対決であり、過去の経緯もある。だが、われわれが集中しているのは今日のことだけで、日曜日にこの勝負を乗り越えるため、ベストの自分たちになろうとしている」

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