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49ersがHCカイル・シャナハン、GMジョン・リンチと契約延長

2023年09月23日(土) 14:49


サンフランシスコ・49ersのヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハン【AP Photo/Godofredo A. Vasquez】

サンフランシスコ・49ersの快進撃は、指導者の2人に新たな契約をもたらした。

チームは現地22日(金)に、ジェネラルマネジャー(GM)のジョン・リンチとヘッドコーチ(HC)のカイル・シャナハンが複数年の契約延長を受けたと発表。これまで、リンチは2024年まで、シャナハンは2025年までの契約だった。

殿堂入りのセーフティ(S)だったリンチは2017年に放送ブースからフロントオフィスへ、当時は異例とされた転身で49ersのGMに就任した。2017年2月にはNFC(ナショナル・フットボール・カンファンレンス)王者アトランタ・ファルコンズからシャナハンを招へいし、HCとして登用する好判断を見せた。

それ以来、2人は49ersで驚異的な働きを見せ、クオーターバック(QB)が何度も交代したにもかかわらず、NFC西地区とカンファレンス全体ではほぼ通年で成功を収めている。2017年にジミー・ガロポロを獲得し、才能あるチームであっという間に彼の周囲を固め、2019年のNFC優勝と第54回スーパーボウル出場へと導いた。

以降も、このデュオはノースダコタ州立大学のQBトレイ・ランスを指名するために、2021年のドラフトでトレードアップするまで、多くの選手の選択肢を循環させ、センター後方の異常な不安定さを乗り切ってきた 。しかし、ガロポロの存在と、2022年シーズンにランスがシーズンを終了させる負傷を負ったことにより、この試みは軌道に乗ることはなかった。彼らは最終的に2022年に将来的にチームの顔となるブロック・パーディーというダイヤモンドを見つけ、8月にランスをダラス・カウボーイズへとトレードした 。

このような変化にもかかわらず、リンチとシャナハンは安定した成功を収め、2017年から2022年にかけて52勝46敗の成績を残し、2023年は3連勝でスタートした。6シーズンで3度カンファレンスチャンピオンシップ進出を果たし、その間で10勝以上のシーズンを3回記録している。彼らの最大の欠点はQBだったが、パーディーが指揮を執るようになった今、この体制の努力を疑いなく評価しているフランチャイズの未来は明るい。

【AK】