ニューオーリンズ・セインツのランニングバック（RB）ケンドレ・ミラーは、ハムストリングの負傷によりシーズン最初の2試合を欠場した後、現地24日（日）のグリーンベイ・パッカーズ戦でシーズンデビューを果たす見込みだ。

ミラーはチームの公式サイトを通して「フットボールの感覚を取り戻して、フィールドに戻るためにがんばっているよ。戻ってこられて気分がいいね」と話した。

「わかると思うけど、難しい状態だったんだ。プレシーズンは膝に少し問題があったし、本格的に始動しようとした矢先にハムストリングに悩まされた。でも復帰できてよかったよ」

テキサスクリスチャン大学最後のシーズンで1,399ヤード、タッチダウン17回を記録した3巡目指名選手は、プレシーズンの活躍で実力を見せつけた。

ミラーの復帰は、アルビン・カマーラが3試合の出場停止処分最後の行程に入り、シーズン第2週のカロライナ・パンサーズ戦でハムストリングを痛めたジャマール・ウィリアムスの欠場が予想される2勝0敗のセインツにとって有利なものになるだろう。

ミラーは日曜日のパッカーズ戦でトニー・ジョーンズJr.とキャリーを分ける見込みだ。

6フィート（約183cm）、220ボンド（約100㎏）のミラーは、セインツのバックフィールドに圧倒的な走力をもたらす。ディフェンダーに捕まりながらも追加ヤードを稼ぐ強さは、チームで歓迎されるだろう。

クオーターバック（QB）のデレック・カーは「彼が持っている暴力的な走りを見たいんだ。彼が能力をフルに発揮するのを見るのが待ちきれないよ」とコメントした。

「ルーキーRBのうちは、相手に狙い打ちされる。だから、彼には自分から仕掛けていってもらいたい。そのマインドセット、自信を持ち続けてほしい。彼が出場し、プレーすることになったら、それを楽しみにしている。プレシーズンゲームだけでなく、実際のレギュラーシーズンゲームで彼がどんなプレーを見せるか、それは本当に興味深いものになるだろう」

ミラーがデビュー戦で、そしてそれ以降でも自分の役割を早く増やしていくためにはパスプロテクションが非常に重要だ。

カマーラが出場停止となった最初の2試合で、バックフィールドは牽引力を見つけるのに苦労している。セインツは今シーズン1試合で50ヤード以上を記録したRBがおらず、シーズン第2週はQB兼タイトエンド（TE）兼何でも屋のテイソム・ヒルがキャリー9回で75ヤードを記録した。

日曜日のランボー・フィールドで最初にパスを受けるのはジョーンズJr.になる可能性が高いが、ここまでの2試合の貢献の低さを考えると、ここ2試合合計でリーグ3番目に多くのラッシュヤードを許し、許したラッシュあたりのEPAが2番目に悪いパッカーズ守備陣（『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』による）に対して、ミラーは活躍するチャンスを得るだろう。

【AK】