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パッカーズ戦で肩を負傷したセインツQBカーがグリーンベイの病院に搬送

2023年09月25日(月) 08:55


ニューオーリンズ・セインツのデレック・カー【AP Photo/Mike Roemer】

現地24日(日)、クオーターバック(QB)デレック・カーが右肩の負傷で途中離脱したことがきっかけとなり、ニューオーリンズ・セインツはグリーンベイ・パッカーズ戦で今季初黒星を喫した。

最終的に試合から除外されたカーはさらなる検査のためにグリーンベイの病院に搬送されたが、セインツは安堵のため息をつくことができそうだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに伝えたところによると、カーのケガは当初の予想以上に深刻なものではなかったと見られているという。カーがしばらく欠場する可能性はあるものの、シーズン終了のシナリオになる見込みではないとラポポートはつけ加えている。

カーは第3クオーターにパッカーズのラインバッカー(LB)ラシャン・ゲイリーからサックを受けた際に負傷。このとき、ボールを守っていたカーは自身の身体をかばうことができないまま地面にたたきつけられている。

カーはこのプレー後、立ち上がるのに時間がかかったが、フィールドを自力で歩き、メディカルテントで診察を受けたあと、ロッカールームに移動。カーが除外されてからは、ジェイミス・ウィンストンがセインツの司令塔を担っている。

ラポポートは情報筋の話をもとに、キャリア10年目のベテラン選手であるカーは、スタジアムで肩のX線検査を受けた後に現地の病院でさらなる検査を受けたと報道。ラポポートによれば、病院では内部損傷のチェックも実施されたとのこと。

ヘッドコーチ(HC)デニス・アレンは試合後の記者会見で、カーが検査のためにグリーンベイ近郊の病院に搬送されたことを正式に発表した。

カーはセインツが17対0とパッカーズを大きくリードしていた中で試合を離脱するまでに、18回のパスを投げて13回成功、103ヤード、タイトエンド(TE)ジミー・グラハムに8ヤードのタッチダウンパスを通していた。その後、セインツが追加点を得られなかった一方で、カーの離脱に勝機を見出したパッカーズは第4クオーターに18点を獲得し、勝利をつかみとっている。

試合終了まで残り1分10秒の時点でキッカー(K)ブレイク・グループが46ヤードのフィールドゴールに失敗したことで決定的となった敗北について、アレンHCは「自分たちで逃してしまったような気がする」と述べた。

勝利の機会を1つ逃したセインツは自分たちの傷を癒すことになるが、彼らはカーがシーズン終了のケガを免れたという楽観的な見通しを持ってそれに取り組んでいくだろう。

【RA】