ビルズ戦で4度のインターセプトを喫したコマンダースQBハウエル、「明日には太陽が上る」
2023年09月26日(火) 13:25クオーターバック(QB)サム・ハウエルのNFLの先発QBとしての初めての黒星は、最悪の形でやってきた。
ワシントン・コマンダースのクオーターバックであるハウエルは、日曜日にホームでバッファロー・ビルズに37対3で大敗した試合で、インターセプト4回、サック9回を喫している。
この敗北によって、ハウエルは自分の内なる“アニー”を呼び起こし、明日への希望を見出そうとしている。
『The Associated Press(AP通信)』によれば、ハウエルは日曜日に敗れた後、繰り返し「そもそもは俺なんだ。だけど、悪いことばかりじゃない。明日には太陽が上ってくるさ」と話していたという。
ハウエルはワシントンのクオーターバックとして、1950年以降で初めて、キャリア最初の先発3試合で勝利した選手になっていた。その中で、ハウエルは試合平均243.0パスヤード、タッチダウン6回、インターセプト2回を記録。しかし雨の日曜日に、ハウエルは170パスヤード、インターセプト4回に終わった。
相手ヘッドコーチ(HC)のショーン・マクダーモットが指揮する守備陣の押し寄せるようなプレッシャーに対処することができなかったオフェンシブラインの後ろで、ハウエルは最初から厳しい状況に置かれ、オープニングドライブでインターセプトを喫している。何度かリードでミスを犯したハウエルは、後半の序盤にタイミング悪くインターセプトされていた。
コマンダースのワイドレシーバー(WR)テリー・マクローリンは「俺たちにとって、ずっと厳しい1日だった。それは彼だけのことじゃない」と話している。
「だけど、俺たちが応援してるってことだけ、あいつに知っていてもらいたい。仕事をしてりゃ、厳しいときだってある。他よりもキツイ日ってのがね」
『AP通信』によれば、スーパーボウル時代に入ってから、1試合でインターセプト4回、サック9回以上を喫したクオーターバックは、ハウエルで6人目だという。最も近いのが、1995年のウォーレン・ムーンだ。
オフェンシブラインが苦戦しているおかげでワシントンの対戦相手が4人でラッシュし、7人をカバレッジに下げて、さらにプレッシャーをかけられるという状況は、今季の残る試合にも共通した要素になりそうだ。
プロとして最悪のパフォーマンスに終わったハウエルについては、そこから巻き返して一気に調子を上げられるか、雪だるま式に転がっていくのかが、今週の話題になっている。ハウエルのプレーがどちらに傾いていくかで、それが決まってくるだろう。
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