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チャージャーズQBハーバートが左手の指を骨折、欠場の見込みなし

2023年10月03日(火) 09:41


ロサンゼルス・チャージャーズのジャスティン・ハーバート【AP Photo/Ashley Landis】

ロサンゼルス・チャージャーズのクオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートの今季これまでで最低の投球はインターセプトと負傷を引き起こしたが、それでも朗報はある。ハーバートは試合を欠場しない見込みのようだ。

現地2日(月)、ハーバートは日曜日に勝利したラスベガス・レイダース戦で投球側ではない方の手の指を骨折したほか、指の爪にひどいケガをしたものの、チャージャーズがシーズン第5週にバイウイークを迎えることから、ハーバートがこのケガで試合に出られなくなることはないと見られていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報道。その後、チームはハーバートが欠場しない見込みだと発表した。

ハーバートが負傷したのは、プレッシャーを受けている中で出したパスがレイダースのセーフティ(S)トレボン・モーリグの腕の中に収まったプレーでのことだった。このプレーは、ハーバートがディフェンシブエンド(DE)マックス・クロスビーとディフェンシブタックル(DT)アダム・バトラーにブロックされ、地面に叩きつけられるという混沌とした展開となった。

スナップ1回分も休むことなくチャージャーズに勝利をもたらした後、ハーバートはケガについて聞かれてものんきな様子を見せながら、踏まれた結果として負傷したわけではないと説明した。

日曜日、ハーバートはイギリスのコメディ映画“Monty Python and the Holy Grail(モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル)”に出てくるセリフを引用して「かすり傷に過ぎない。ただの軽傷さ」とコメントしている。「ちょっとヘルメットに引っかかった。それを助けてくれた医師やトレーナーには感謝している」

ハーバートはグローブをはめ、負傷した指に添え木をして試合に復帰。しかし、ショットガンからビクトリーフォーメーションのスナップを受けるほど、指を痛めていた。

また、それはハーバートがその試合で受けた最悪のコンタクトではなかった。試合の前半、元チームメイトで現在はレイダースのDTとしてプレーしているジェリー・ティレリーがすでにアウトオブバウンズに出ていたハーバートに激突。その結果、チャージャーズ側のサイドラインで小競り合いが起こり、オフィシャルはティレリーを退場させている。

しかし、試合後に“モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル”のセリフを引用してコメントしていたことからも分かるように、ハーバートは伝説的なコメディシーンに登場する黒装束の騎士と同様に、大きな痛手を負っても自信と意志の強さに満ちあふれている。日曜日はちょっとした痛みを抱えながらプレーする必要があったが、ハーバートはチャージャーズがダラス・カウボーイズを迎え撃つシーズン第6週までにその痛みが和らぐことを願っているはずだ。

【RA】