シーホークスSアダムスが脳しんとう、ジャイアンツ戦除外に
2023年10月03日(火) 11:54戦いの場に復帰したシアトル・シーホークスのセーフティ(S)ジャマール・アダムスだが、それもスナップ9回分しか続かなかった。
現地2日(月)に実施されている試合中、第2ダウンでスクランブルしたニューヨーク・ジャイアンツのクオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズを止めようとした際、ジョーンズの膝がヘルメットに当たったアダムスが、脳しんとうを発症している。
27歳のアダムスは立ち上がるのに少し時間を必要としており、目に見えてふらついている様子だった。シーホークスのメディカルテントで診断を受けた後、アダムスはロッカールームに向かっている。それからほどなくして、チームはアダムスを試合から除外。『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは、ロッカールームへ戻る前に、アダムスがレッドハット(外部の神経外傷コンサルタント)と話していたと報じている。
シーホークスのヘッドコーチ(HC)であるピート・キャロルは試合中のインタビューで、アダムスについて「彼のことは気の毒だが、われわれは進み続け、プレーを続けなければならない」と述べた。
負傷によって3度のプロボウラーのフィールド上での時間が限られてしまう不運は、シーホークスが2つの1巡目指名権を含む複数のドラフト指名権を使って2020年7月にアダムスをトレードしてから、たびたび見られている。
アダムスは2020年にプロボウルに選ばれたものの、翌シーズンには関節唇断裂で5試合を逃した。2022年シーズン第1週には大腿四頭筋を断裂し、以降のシーズンをすべて失っている。
そしてこの月曜日に、アダムスはまたケガを負ってしまった。
たとえ短い間のこととは言え、アダムスはインパクトを与え、サック2回とQBプレッシャー1回をマークした。しかし、それ以上のインパクトについては、さらに先のことになりそうだ。
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