マイアミ・ドルフィンズはこれから1カ月にわたり、高評価の左タックル（LT）を失うことになる。

黒星を喫した先週日曜日のバッファロー・ビルズ戦で膝をケガしたテロン・アームステッドが故障者リザーブ（IR）入りすると『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポート、トム・ペリセロが伝えている。IR入りによってアームステッドは少なくとも4週間は出場できなくなるが、どこかの時点では復帰するとみられている。

2023年にアームステッドはすでに最初の2試合を欠場しており、シーズン第3週のデンバー･ブロンコス戦で戻ってきていた。シーズン第4週の第2クオーター終盤に膝を痛めて退場し、そのまま戻ってこなかった。

今週に入ってドルフィンズのヘッドコーチ（HC）マイク・マクダニエルは “次のゲームではプレーしないが、シーズン中に再び戻ってくる”とアームステッドについて述べていた。正式にIR入りとなった現地6日（金）、マクダニエルはアームステッドが4週間欠場することになるが、いずれ戻ってくると繰り返した。

「彼は戻ってくる」と金曜日にHCはコメントしている。「テロンがチームのキャプテンを務めずに1週間を無為に過ごすことは決してない。そういうシナリオだ。本当は出たいという衝動と彼は戦っている。長い目で見なければならないことを理解している。一定期間出場できないこと（の意味）を理解している。決して喜ばしくはないことを彼は受け止めているが、チームにとって正しいことをして、健康を取り戻すことには意欲的だ。すべてを話し尽くすことなどできないほどだよ。われわれがロッカールームで作り出そうとしているものに関して彼はとても大きな役目を担っている。こうした形で奮闘する姿から、選手たちは彼のチームへのコミットメントを感じ取るはずだ」

アームステッドは2022年3月に5年7,500万ドル（約111億9,188万円）でドルフィンズと契約した。こうして2019年にレアミー・タンシルをヒューストン・テキサンズにトレードしてから後任を必要としていたチームに一流の左タックルがやってきた。以来、アームステッドは質の高いパフォーマンスを維持してきたが、その不在の間、ドルフィンズはベテランのケンドール・ラムに頼ることになる。

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