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コルツQBリチャードソンがグレード3の肩鎖関節捻挫、1カ月以上離脱の見込み

2023年10月10日(火) 09:11

インディアナポリス・コルツのアンソニー・リチャードソン【AP Photo/Michael Conroy】

インディアナポリスに残念なニュースが飛び込んできた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地9日(月)に報じたところによると、インディアナポリス・コルツの先発クオーターバック(QB)アンソニー・リチャードソンが初期診断でグレード3の肩鎖関節捻挫と宣告され、それによって1カ月以上離脱することが見込まれているという。

リチャードソンは日曜日に行われたテネシー・タイタンズ戦の第2クオーターで右肩を負傷。新人QBのリチャードソンはそのままフィールドに戻らず、その時点で肩鎖関節捻挫に見舞われたのではないかと報道されていた。それ以外については、X線検査では異常が見られなかったとラポポートが日曜日に伝えている。

コルツのヘッドコーチ(HC)シェーン・スタイケンは月曜日に報道陣に対し、タイタンズ戦で肩鎖関節を痛めたリチャードソンがシーズン第6週に組まれているジャクソンビル・ジャガーズ戦に出場しない見込みであることを正式に発表した。

「彼はしばらく欠場することになるが、どのくらいかかるかは分からない」と報道陣に明かしたスタイケンHCは、リチャードソンの故障者リザーブ(IR)入りについても否定していない。IRに登録された場合、リチャードソンは少なくとも4試合の欠場を余儀なくされる。

今回でまたリチャードソンの負傷歴に新たなケガが加わった。シーズン第1週に行われたジャガーズ戦で、21歳のリチャードソンは試合終盤に膝の痛みを抱えていた。そして、シーズン第2週のヒューストン・テキサンズ戦では脳しんとうを理由に途中離脱。その結果、シーズン第3週にはボルティモア・レイブンズ戦を欠場することになった。

今シーズン、ドラフト全体4位指名を受けたリチャードソンはパス84回中50回成功で577ヤード、タッチダウン3回、インターセプト1回を記録するなど、ここまでは期待通りの活躍を見せている。

しかし、シーズン第6週に実施されるジャガーズ戦、およびそれ以降の当面は、バックアップQBガードナー・ミンシューが司令塔を務める可能性が高い。ミンシューはコルツにとって頼れる存在だ。先発を務めたシーズン第3週に、27歳のミンシューはパス44回中27回を成功させて227ヤード、タッチダウン1回を記録し、チームに見事な勝利をもたらしている。

日曜日に行われたタイタンズ戦でも、ミンシューはコルツを勝利に導いた。リチャードソンが欠場することになった今、ミンシューはその調子を維持する必要がある。

【RA】