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カーディナルス戦勝利で「本当の自分たちに一歩近づいた」とベンガルズWRチェイス

2023年10月10日(火) 11:06


シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【NFL】

2023年のスタートでつまずいたシンシナティ・ベンガルズだが、現地8日(日)にクオーターバック(QB)ジョー・バロウとワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスが強力な攻撃を展開したことで、見慣れた姿に戻りつつある。

34対20でアリゾナ・カーディナルスに勝利したこの試合では、チェイスはキャッチ15回でフランチャイズの新記録を樹立し、192ヤード、タッチダウン3回を記録。

チェイスは勝利の後、チームの公式サイトを通して「俺たちは本当の自分たちに一歩近づいた」と話し、こうつけ加えている。

「今年は困難に直面し続けている。簡単なシーズンにはならないし、今は来週に向けて一歩一歩進んでいくだけだ」

チェイスは1試合でキャッチ15回以上、タッチダウン3回を記録した1950年以来5人目の選手となった。他にはプロフットボールの殿堂入り選手であるスティーブ・ラージェント、同じく殿堂入り選手であるジェリー・ライス、そして、ジミー・スミス、タイラー・ロケットが含まれている。

バロウはトレーニングキャンプでのふくらはぎのケガが長引いていたが、本来の調子を取り戻しつつあり、カーディナルス戦ではチェイスに爆発的な63ヤードのタッチダウンパスを決めるなど、ベンガルズのオフェンスはリズムに乗っていた。

スターワイドアウトであるチェイスは、バロウが調子を取り戻したことで、ベンガルズはシーズン序盤の苦戦を過去のものにできると信じている。

チェイスは日曜日のプレーについて「これが本来の俺たちの姿だ」とコメントし、こう続けた。

「最初から自分たちの実力は分かっていた。確かに序盤から困難に直面してきたが、今、再び勢いを取り戻して前進しているんだ」

日曜日はバロウにとって2023年最初の300ヤード以上のパスヤード、タッチダウン3回、パサーレーティング100以上を記録した試合となった。

バロウによると、日曜日の勝利は昨シーズンに2勝3敗でスタートしたベンガルズがニューオーリンズで手にした勝利のようだったという。このニューオーリンズ・セインツに対する勝利をきっかけに、ベンガルズはシーズン終盤の成績を10勝1敗に伸ばした。

「去年のニューオーリンズと似たような気分だ」と言うバロウは「さっきも言ったように、勝利を積み重ねていかなければ何の意味もない。今夜はお祝いするつもりだけど、また明日から頑張るんだ」と続けている。

ベンガルズにとっては、シーズン第6週のシアトル・シーホークス戦から道はさらに険しくなる。第7週のバイウイークの後、ベンガルズはサンフランシスコ・49ers、バッファロー・ビルズ、ヒューストン・テキサンズ、ボルティモア・レイブンズと対戦する予定だ。

【KO】