ケガからの復帰と契約延長でRB市場の変化を感じるコルツRBテイラー
2023年10月10日(火) 12:14新たな複数年契約を手にしたインディアナポリス・コルツのランニングバック(RB)ジョナサン・テイラーは、シーズン第5週テネシー・タイタンズに23対16で勝利した試合でフィールドに登場した。
現地7日(土)に新しく3年4,200万ドル(約62億3,613万円)の契約延長にサインしたテイラーは、自身の契約がランニングバック市場にとって前進を意味すると主張。
試合後、『ESPN』に「確実に変化が起きていると思う」と話したテイラーは、「ランニングバックが試合に出ていいパフォーマンスを発揮できると同時に、安定した契約を持っているなら、それはランニングバックが不可欠であることを示しているんだ」と続ける。
この契約によって、トレード要求や前シーズンに負った足首のケガに起因する故障者リストへの長期登録を含む、とげとげしいオフシーズンに終止符が打たれた。
「健康じゃなくて、自分の好きなことをできない時、それは本当に心に重くのしかかる。きついよ。精神的に追い込まれるし、厳しい状況に置かれるから、いいサポートシステムを持つことが必要だ」とテイラーはコメントしている。
先週に練習復帰の許可が出た後、テイラーは日曜日にラインアップに戻った。復帰戦ではわずかスナップ10回分しかプレーせず、ラン6回で18ヤード、パスキャッチ1回で16ヤードを記録。テイラーがプレーした最後の試合である2022年シーズン第15週のミネソタ・バイキングス戦から、295日が経過していた。
仲間のランニングバックであるザック・モスは、キャリアハイの165ヤードを走り、2回のタッチダウンを決めて同地区対決の勝利を主導した。モスの195スクリメージヤードは、2021年シーズン第11週にテイラーが204ヤードをマークして以降で、コルツ選手による最多記録となっている。
テイラーは自身とモスが強力なコンビを形成できると考えている。
「本当に恐ろしくなれると思う」とテイラーは話し、こう続けた。
「ここ数週間、あんたたちは感じてきただろ。だからこれからは自分の役割を果たし、このチームを助けるために、俺の力にかかってくる」
ルーキーのクオーターバック(QB)アンソニー・リチャードソンが少なくとも1カ月欠場すると予想されている中、コルツは今後、テイラーとモスのバックフィールドに大きく依存することになるだろう。
【KO】