「タッチダウンを許してはいけない」と敗戦後に守備陣を振り返るパッカーズCBアレクサンダー
2023年10月11日(水) 11:28グリーンベイ・パッカーズの守備陣は、2勝3敗でバイウイークに入った今シーズンを好転させるために、守備陣が奮起しなければいけないことを理解している。
現地9日(月)に17対13でラスベガス・レイダースに敗北した後、コーナーバック(CB)のジャイア・アレクサンダーは「現時点で、守備陣が相手にタッチダウンを与えないようにしなければいけないのは明白だと思う。攻撃陣はかなり若いし、彼らはまだ彼ら自身のやり方を見つけ出している最中だから、守備陣が得点のためにもっとやらなければならないし、相手の得点を防がないといけない。これは守備陣に対する自己批判の一部だと思う」と話した。
パッカーズの守備陣は確かに今シーズン序盤から苦戦を強いられてきた。シーズン第4週のデトロイト・ライオンズ戦がその具体例ではあるが、月曜日の敗戦は守備コーディネーター(DC)のジョー・バリーが悪いわけではなかった。パッカーズの守備陣はレイダースを17点に抑え、ワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスをわずか45ヤードにとどめ、インターセプトを1回獲得し、サック6回を記録し、相手を279ヤード、第1ダウン獲得を19回に抑えた。一般的に、これは2023年シーズンで勝つのに十分な結果だ。
しかし、攻撃陣の不振が続くとそうもいかない。
パッカーズは3試合連続で前半の得点が3点以下になっている。亀のような出足の遅さは、クオーターバック(QB)のジョーダン・ラブに大きなプレッシャーをかけている。ラブは失速しているのだ。
月曜日のラブはパス30回中16回成功、インターセプト3回、タッチダウン0回、182パスヤードという記録だった。比較するのは不公平かもしれないが、QBアーロン・ロジャースがパッカーズ時代にパスタッチダウン0回、インターセプト3回の試合をしたことはない。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、パスタッチダウン0回、インターセプト3回以上を記録したパッカーズQBは2017年シーズン第11週のQBブレット・ハンドリーが最後だ。
ラブは最初の2試合では1回もインターセプトを許さなかったが、ここ3試合では6回もインターセプトを許している。過去3試合のパサーレーティングは57.7で、これより悪いのはニューイングランド・ペイトリオッツのQBマック・ジョーンズがマークした55.4だけだ。
ラブは敗戦後、チームの公式サイトを通して「タフだった。チャンスはたくさんあったけど、十分なプレーができなかった。まったく不十分だった」とコメントした。
ランニングバック(RB)のアーロン・ジョーンズが欠場しているため、パッカーズの攻撃陣は非効率的なラン、ラブの(ほとんどが)失敗に終わる深いエリアへのパス、トラフィックにボールを押し込むQBの組み合わせだ。ヘッドコーチ(HC)のマット・ラフルアーにとって、今は何一つ簡単ではない。
プレーオフ圏内を狙うパッカーズにとって、早めのバイウイークは好都合かもしれない。ラフルアーHCはこの1週間、若いQBに何を期待し、それを推進する攻撃陣をどう構築していくかを自分で振り返らなければならない。
ラフルアーHCは「今、答えを探しているのは明らかだ。以前少し試合間隔が空いたときにやったことではあるが、今週はチームを振り返って、チームを再び加速させてくれるなにかを探す機会がある」と語った。
パッカーズはバイウイーク明けに、1勝4敗のデンバー・ブロンコスと、同じく1勝4敗でWRジャスティン・ジェファーソンが欠場予定のミネソタ・バイキングスと戦う。この2チームの守備陣は、ラフルアーHCとQBラブがシーズン序盤の不調から立ち直るのに役立ちそうだ。
【AK】