トレードについて「われわれの選手でビジネスはしない」とブロンコスHCペイトン
2023年10月11日(水) 15:212023年シーズン開幕から5戦4敗となったデンバー・ブロンコスは、自分たちに15連敗を食らわせているライバルとの対戦を前に短い1週間を迎えている。
ハロウィーンの日にやってくるNFLのトレード期限が迫り、世間ではブロンコスは売り手に回るだろうと思われていた。
しかし、ヘッドコーチ(HC)のショーン・ペイトンによれば、そうではないらしい。というのも、彼とゼネラルマネジャー(GM)のジョージ・ペイトンは共に聞き役だというのだ。
チームによれば、トレード期限が近づく中、現地10日(火)にペイトンGMとの会話について聞かれたペイトンHCは「われわれの選手でビジネスを行おうとは考えていない。ただ、他のチームからの電話を防ぐことはできない。われわれはただ、他のチームからの電話は取るが、現状はそれだけだ」と答えたとのこと。
ペイトンHCがそうコメントしたのは、ブロンコスがラインバッカー(LB)ランディ・グレゴリーをサンフランシスコ・49ersへ移籍させてからわずか4日後、また『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートがLBフランク・クラークもトレードされる可能性があると報じてから3日後のことだった。ラポポートが指摘したように、ブロンコスのワイドレシーバー(WR)ジェリー・ジューディとコートランド・サットンもトレードされる可能性のある選手として、オフシーズンに多くの話題を集めている。
トレード期限は東部標準時間10月31日(火)16時だ。その前に、ブロンコスにはスーパーボウル覇者のカンザスシティ・チーフスと3週間で2度、グリーンベイ・パッカーズとのホームゲームを挟んで対戦するという不運な試練が待っている。その試練は今週木曜日に、ブロンコス(1勝4敗)が2015年以来勝利していない、チーフス(4勝1敗)のホームでの試合から始まる。
大逆転するかはともかく、ブロンコスが再建モードに入るのは理にかなっていることだ。
ペイトンHCはトレードを考えていないとしながらも、2024年シーズンを見据えていることを示唆した。
ペイトンHCは「現在のロースターと1年後のロースターのビジョンは把握している。それが改善し、良くなっていく部分だ。トレードについて聞かれるまで、私は期限が3週間先だとは知らなかったんだ。今は3週間が永遠のように思えるよ」と語った。
火曜日のペイトンHCのコメントとは裏腹に、3週間後のブロンコスのロースターに目立った変化があっても驚きはしないだろう。
【AK】