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肩負傷のQBリチャードソンの復帰時期は未定とコルツHCスタイケン

2023年10月12日(木) 12:07


インディアナポリス・コルツのアンソニー・リチャードソン【AP Photo/Michael Conroy】

インディアナポリス・コルツのクオーターバック(QB)アンソニー・リチャードソンのルーキーシーズンは肩のケガのために中断され、いつ復帰するかはまだ不明だ。

現地11日(水)、コルツがリチャードソンを正式に故障者リザーブ(IR)に入れた。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたように、リチャードソンはシーズン第5週に勝利したテネシー・タイタンズ戦でグレード3の肩鎖関節捻挫を負っており、今回の措置によって少なくとも4週間は戦線を離れることになる。しかし、コルツのヘッドコーチ(HC)シェーン・スタイケンによれば、IR入りによって義務づけられる4週間の欠場だけでは済まないかもしれないという。

水曜日にスタイケンは「そのプロセスを継続的に評価していく」と言い、「復帰の目処はまだ立っていない」と続けた。

リチャードソンの健康状態について、スタイケンはかなりあいまいなままにとどめ、コルツは手術を含む治療法について「すべてを検討する」と記者団に語っている。

スタイケンは「最終的な決断はどうするのか、医者がなんと言うか、様子を見ることなるだろう」とコメント。

リチャードソンは第5週のタイタンズ戦で肩を痛め、かなり早い段階で離脱を余儀なくされた。健康上の理由による離脱は今季3回目となる。シーズン第2週にリチャードソンが脳震とうを起こしたため、コルツはベテランのバックアップであるガードナー・ミンシューを起用せざるを得なくなり、ミンシューは第3週にリチャードソンの代役として先発出場して、ボルティモア・レイブンズとの延長戦でコルツの勝利に貢献。ミンシューは第5週にも再び起用され、タイタンズを圧倒してコルツが2023年シーズン3勝目を挙げた。

リチャードソンはジャクソンビル・ジャガーズに敗れたコルツの開幕戦の最後の瞬間を、膝の痛みを理由に、サイドラインで見ていた。

ミンシューは先発としても控えとしても経験があり、2019年と2020年の一部ではジャガーズでトップQBの役割を果たしている。その後、フィラデルフィア・イーグルスに移り、2021年と2022年にはジェイレン・ハーツの控えを務めた。ミンシューは先発として昨シーズンは0勝2敗だったものの、2023年の先発としての記録は1勝0敗となっている。

ミンシューは特別なクオーターバックではないが、今季ここまでのコルツの勝利に十分貢献している。スタイケンは現在、コルツに別の選択肢がないことを知っているが、一方で27歳のミンシューに対する信頼を表明することもためらわなかった。

「ガードナーのようなベテランで、高いレベルでの実績がある選手がいると、かなり安心できる」とスタイケンは水曜日に話し、こうつけ加えている。

「チームが彼を信じているし、コーチたちも彼が高いレベルでプレーできることを信頼している」

2019年シーズン開幕直前にアンドリュー・ラックが突然の引退を表明して以来、必死に探し求めていた答えをようやく見つけたかもしれなかったコルツにとって、リチャードソンの喪失は間違いなく残念なことだ。リチャードソンは腕と脚の両方で成功を収め、有望なキャリアの最初の数試合だけで特別な選手であることを証明している。2023年にリチャードソンが年間最優秀新人攻撃選手賞を受賞する可能性があると見る人もいたほどだ。

そのシーズンは一時保留となった。コルツはミンシューが今後1カ月、あるいはそれ以上の間、この好調を維持するのに十分なプレーを見せてくれることを願っている。

【KO】