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ブロンコスとLBクラークがペイカットに合意、トレードの糸口になる可能性も

2023年10月13日(金) 09:55


デンバー・ブロンコスのフランク・クラーク【NFL】

ラインバッカー(LB)フランク・クラークはオフシーズンに実力が不均衡なAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区内でチームを変える決断を下したが、計画通りに事が進んでおらず、この試みは間もなく終わるかもしれない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地12日(木)に情報筋の話をもとに報じたところによると、クラークとデンバー・ブロンコスが2023年シーズンの残りで基本給350万ドル(約5億2,427万円)を最低額の84万1,000ドル(約1億2,598万円)に減らすことで合意したという。減給の一環として、クラークは基本給167万9,000ドル(約2億5,150万円)を返還しており、これは両者が決別する可能性を示唆していると言えよう。

ガラフォロによれば、現在1勝4敗のブロンコスにおけるクラークの将来は流動的とのことだが、クラークは体調不良を理由に、木曜夜に行われる元所属チームのカンザスシティ・チーフスとの試合には出場しないという。

シアトル・シーホークスおよびチーフスに所属していた2016年から2022年まで各シーズンで4.5回以上のサックを記録し、2019年から2021年にかけては3年連続でプロボウルに選出されていたクラークだが、ブロンコスのリーグ内32位のディフェンスではそれほどの活躍ができていない。今季これまでの5週間で1試合にしか出場していないクラークは、わずか2回のタックルしか決めておらず、サックに至っては1回も決めていない。

ブロンコスがオフシーズンにクラークと契約したのは、確実にラッシャーを必要としていたディフェンスに、貴重なラッシャーを加えるためだったはずだ。先日、LBランディ・グレゴリー――かつてのオフシーズンにブロンコスと契約したもう1人の注目すべき選手――をサンフランシスコ・49ersにトレードしたブロンコスが、クラークに同じことをする可能性は大いにあり、取引を円滑に進める上で、クラークの報酬面はもう問題ではなくなっている。

【RA】