ポップ界のスーパースター、テイラー・スウィフトは、現地12日（木）の夜、再びアローヘッド・スタジアムを訪れ、タイトエンド（TE）トラビス・ケルシーとカンザスシティ・チーフスがデンバー・ブロンコスを19対8で下すのを見届けた。スウィフトは前日にコンサートフィルムのプレミアでレッドカーペットを歩いている。

この試合最多のキャッチ9回、レシーブヤード124ヤードを記録したケルシーとスウィフトの関係は、オールプロ選出のケルシーがスウィフトの『The Eras Tour（ジ・エラズ・ツアー）』中に会えなかった彼女を試合に招待して以来、ここ数週間で急接近している。スウィフトは先月末、ケルシーの誘いに乗り、アローヘッド・スタジアムのスイートルームからチーフスがシカゴ・ベアーズを下した試合を観戦しており、その後チーフスがニューヨーク・ジェッツにアウェーで勝利した試合でも観戦していた。

先週の日曜日、ミネソタでバイキングスを破った試合でケルシーが足首を負傷した時には、スウィフトは不在だった。ケルシーのケガは当初重傷と思われたが、彼は最後まで試合に出ており、今週も少し練習し、木曜夜のブロンコス戦ではアクティブだった。

スウィフトは映画『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』のプレミアで着ていた花柄のオスカー・デ・ラ・レンタのガウンから大幅に衣装替えし、赤いチーフスのジャケットを着て現れた。このコンサートフィルムは水曜夜、ロサンゼルスのザ・グローブで初公開され、ビヨンセ、マレン・モリス、アダム・サンドラー、マリスカ・ハージティらがゲストとして登場している。

「私が今まで参加した中で一番好きな冒険であるエラズ・ツアーをとても鮮明に捉えたこの映画を見たいと思ってくれて、感謝してもしきれないわ」とスウィフトは『Instagram（インスタグラム）』につづった。「そして一番いいところは、まだ一緒にその冒険を続けているということよ」

NFLはこのポップカルチャーの勢いに乗り、スウィフトがケルシーとチーフスに新たに見出した情熱をソーシャルメディアなどで宣伝している。リーグのスポークスマンであるブライアン・マッカーシーは、決して“NFLが仕組んだこと”ではないと指摘したが、2人の関係は、それがどれほど真剣なものかは分からないが、ビジネスにはプラスになっているのは確かだ。

チーフス対ジェッツ戦の平均視聴者数は約2,700万人で、その中には自分たちのアイドルを一目見ようとするスウィフトのファンも多く、『NBC Sports（NBCスポーツ）』によれば、2月のスーパーボウルでチーフスがイーグルスを破って以来、最も視聴された日曜日のテレビ番組となったという。

ケルシーはジェッツ戦の前にスウィフトのニューヨークのアパートを出るところを目撃されているが、2人は交際の程度については口を閉ざしている。ケルシーは2週間ほど前、記者団の取材に応じ「みんな楽しんでいる」と認め、こう付け加えた。「テイラーのことを大切に思っている人はたくさんいるし、それにはちゃんとした理由がある」

記事提供：『The Associated Press（AP通信）』

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