ここ最近で試合日に見られたフィールド上でのいさかいを鑑み、NFLが各チームに試合前、および試合中の口論やケンカについて警告する覚書を送った。

その覚書には「スポーツマンシップと敬意は、NFLフットボールの核を成す要素であり、いさかいはこれらの価値観に相反する」と記されている。

NFLはさらに、いさかいについて試合日の指針を“強く施行する”としており、各チームにはキックオフ前に自陣45ヤードライン内でのウオームアップが義務付けられ、この規定に違反する場合、チーム、もしくは選手にペナルティが科される可能性があることを改めて通告している。

この覚書は、いさかいにかかわった選手もしくはチームには、失格ならびに、罰金と出場停止のいずれかもしくは両方の処分が科される可能性があるとしている。さらに、いさかいにかかわった選手やスタッフの所属チームには、ドラフト指名権の喪失、もしくは高額の罰金が科される可能性がある。

リーグはさらに、いさかいについての規定に違反があれば、映像の確認が行われるとも指摘した。

ここ最近で試合日に起こったいさかいの例としては、クリーブランド・ブラウンズとサンフランシスコ・49ersが、クリーブランドで実施されたシーズン第6週の試合前に騒動を起こしている。また、ニューヨーク・ジャイアンツがサンデーナイトフットボールでバッファロー・ビルズと対戦した際には、第3クオーターでもみ合いが発生。先週のロンドンでは、ボルティモア・レイブンズ対テネシー・タイタンズの一戦で、試合中にレイブンズのワイドレシーバー（WR）オデル・ベッカムとタイタンズのディフェンシブタックル（DT）ジェフリー・シモンズが衝突している。『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロによれば、ジャイアンツとビルズの競り合いでは、4名の選手にアンネセサリーラフネスによってそれぞれ1万0,927ドル（約164万円）の罰金が科され、ベッカムには3万3,317ドル（約500万円）、シモンズに1万1,473万ドル（約172万円）の罰金が同じ違反によって言い渡されたという。

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