膝負傷のカーディナルスQBマレーが現地水曜日の練習にフル参加
2023年10月26日(木) 08:54現地25日(水)、アリゾナ・カーディナルスのクオーターバック(QB)カイラー・マレーがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)の手術を受けたところからフィールド復帰を目指す中で、また新たなチェックポイントをクリアした。
カーディナルスが週半ばに発表した練習報告によると、マレーは水曜日に行われた練習でフル参加とされている。
マレーの参加はヘッドコーチ(HC)ジョナサン・ギャノンが水曜日に述べていた「今日は参加させて様子を見てみる」という計画に従った結果だった。しかし、それはマレーがシーズン第8週に行われるボルティモア・レイブンズ戦にいきなり先発出場することを意味しているわけではない。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが日曜日に報じたところによると、マレーの復帰を急がせて事態をさらに複雑にするリスクを冒す理由がないことから、カーディナルスはマレーに慎重なアプローチをとろうとしているという。マレーの代役を務めているジョシュア・ドブスは十分なパフォーマンスを見せているため、カーディナルスはスターシグナルコーラーの復帰を辛抱強く待つことができている。
マレーが復帰する主な利点はもちろん、新しいコーチングスタッフのシステムにマレーがどれほどフィットするか、そしてカーディナルスの将来にマレーが含まれることになるのかを確かめるテストを始められることだ。そうしたテストはいずれ始まるはずだが、マレー本人とカーディナルスの双方が健康状態と体づくりに完全に満足できるまでは、始まらないだろう。練習にフル参加することはこのプロセスにおける進展を意味するのであって、それがゴールラインなわけではない。
マレーが試されるようになるのはプレーする準備が正式に整ったときになるだろう。それは早ければ現地11月5日(日)に行われるクリーブランド・ブラウンズ戦になる可能性があるとラポポートは報じている。
それまでは、現時点ではかなり順調に見えるマレーの進歩に注目だ。
【RA】