QBワトソンが肩のケガに対処する中、ブラウンズはシーホークス戦でQBウォーカーを先発に指名
2023年10月26日(木) 11:02クオーターバック(QB)P.J.ウォーカーがクリーブランド・ブラウンズで再び先発の座に就くことになった。
現地25日(水)、日曜日に行われるシアトル・シーホークス戦ではデショーン・ワトソンの代わりにウォーカーが先発出場すると、ブラウンズのヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーが発表。シーズン第7週に勝利したインディアナポリス・コルツ戦で負傷して途中離脱したワトソンは、水曜日の練習に参加しなかった。
「PJは今週、先発を務める。デショーンはリハビリに専念する」とステファンスキーHCは述べている。
この決断は驚くべきことではない。腱板のケガで2試合を欠場したワトソンはコルツ戦で戦列に戻った。しかし、ヒットを受けたことで再び負傷したワトソンは、1クオーターを通してプレーすることもできなかった。退場前、ワトソンは万全の状態には見えず、パスに勢いもなければ自信もなさそうだった。ワトソンはこの試合でパス5回中1回を成功させて5ヤード、インターセプト1回を記録している。最後の一投がインターセプトと判定されなかったのは幸運だったと言えよう。
ブラウンズはワトソンを再び出場させて運試しをするよりは、ワトソンを休ませることを選んでいる。
ステファンスキーHCは「試合中に肩を地面に打ちつけたことで起きた腫れが残っていて、それが投球に影響しているような気がする」と語り、「彼にとっては、今週は休養してリハビリに専念することがベストだと思う。すでにお話しした通り、私はいつもこのフットボールチームとデショーンにとってベストだと思う決断を下すつもりだし、今週はこれがベストな判断だと感じている」と続けた。
ワトソンが最初に肩を痛めたのはシーズン第3週に行われたテネシー・タイタンズ戦だ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが火曜日に報じたところによると、ワトソンは改めてMRI検査を受け、新たな損傷がなかったことが判明したという。しかし、ワトソンは肩甲下筋の緊張に悩まされており、それが腱板の痛みと筋力低下を引き起こしている。
ワトソンへの処方薬は“休養”だ。
その間、司令塔はウォーカーが務めることになる。各選手は1シーズンに3回まで練習生から昇格することができ、ウォーカーは水曜日に今季3度目となる昇格を経てブラウンズと契約を交わし、53名のロースター入りを果たした。ウォーカーはシーズン第6週に勝利したサンフランシスコ・49ers戦で先発を務め、コルツに勝利した試合にも途中から出場している。
今季、ウォーカーはパス66回中33回を成功させて370ヤード、タッチダウン0回、インターセプト3回を記録。ウォーカーを司令塔に据えた際のブラウンズ攻撃陣に目立った長所はないものの、ウォーカーはステファンスキーHCのスキームを実行できる、信頼できるベテラン選手だ。
【RA】