ホールドアウトが“少し”影響したかもしれないと49ersのDEボサ
2023年10月26日(木) 14:57サンフランシスコ・49ersのディフェンシブエンド(DE)ニック・ボサは自分自身に高いスタンダードを設定している。
だからこそ、ボサは素晴らしい評価を得ているものの、2023年のこれまでの自身のパフォーマンスに酔うことはない。ボサは現地25日(水)に、パフォーマンスが満足の行くものになっていないのは、トレーニングキャンプまでおよんだ、契約状況から来るホールドアウトに関係しているかもしれないと認めている。
『The Athletic(ジ・アスレチック)』のデビッド・ロンバルディによれば、ボサはホールドアウトが悪い影響をおよぼしたのか尋ねられた際に「少しそう思うところはある」と答えたという。
「今年はキャンプでできないことをやろうと思っていた。だから、俺が言った2試合については、ラッシュプランにシーズン中にはやるつもりじゃなかったものをつけ加えようとして、考え過ぎていたと思う。俺は自分が一番うまくできることに集中し、それを1年通してやりたいんだ。だけど、今の時点では、それについては何の言い訳もない」
ボサは49ersの今季序盤7戦では、自身の考え方とフォーカスが常に自分の望む形だったわけではなかったと強調。ボサが言う2試合とは、シーズン第1週のピッツバーグ・スティーラーズ戦と、シーズン第6週のクリーブランド・ブラウンズ戦だ。
とは言え、ボサの『PFF(プロフットボール・フォーカス)』の総合グレードは92.8を越えている。これはエッジディフェンダーの中で2番目に高い数字だ。クオーターバック(QB)ヒット17回はチームトップの数字。QBプレッシャー29回はジャボン・ハーグレイブと並ぶトップタイであり、NFL全体でもアーロン・ドナルドやマックス・クロスビーらが名を連ねるランキングで14位に入っている。サック2.5回は驚くような数字ではないが、パスラッシングのパフォーマンスをジャッジする上で、サックが適した指標だとは言えない。
「あなたが言うように、それは正確な相関関係にあるわけじゃないから、結びつけては考えていない」とボサは言う。
「今年はサックゲームにならなかった試合で、本当にいいゲームをしてきたと思う。それに、クリーブランドでは1回決めたけど、それはさっきも言ったように俺の最悪の試合の一つだった」
「とにかく道を踏み外さないようにして、自分が正しい位置にいるようにすれば、最終的にはうまくいく。俺は自分のスタンダードに達するプレーを目指し続けるし、それはいずれ実現するはずだ。本当に長い1年だから、一番大事な局面でうまくやれることを願っている」
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