バッファロー・ビルズのバックフィールドに希望の光が差し込む。

現地3日（木）、ランニングバック（RB）ルショーン・マッコイが練習に復帰。第7週のマイアミ・ドルフィンズ戦でハムストリングの負傷を悪化させたマッコイは先週の練習を回避していた。第8週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦も欠場し、マッコイの抜けた穴はRBマイク・ギリスリーが埋めていた。

マコイは練習後、「良い感じだ。戻って来て初日にルートも走れた。以前よりもだいぶ良くなった」とコメントしている。

ビルズのヘッドコーチ（HC）レックス・ライアンは攻撃陣の中心的存在であるマコイの復帰に関して「今後も様子も見ていかねばならないが、もちろん、われわれにとってポジティブな知らせであることは間違いない」と述べた。

8年目のベテランRBは今季、2年目のビルズで好スタートを切っていた。マコイは今シーズンこれまでに112キャリー、598ヤード、そしてキャリアベストの1キャリー平均5.3ヤードをマークし、ランでタッチダウン6回、レシーブでタッチダウン1回も記録している。第9週にはマンデーナイトゲームでシアトル・シーホークスと対戦するビルズは、プレーオフ進出を目指すためにもマコイの力が必要不可欠だ。

マコイの復帰が近い一方、ディフェンシブタックル（DT）マーセル・ダレウスはケガの再発に苦しんでいる。ダレウスは先週のペイトリオッツ戦で鼠径部（そけいぶ）を負傷。この試合はダレウスの今シーズン初の試合だった。ワイドレシーバー（WR）ロバート・ウッズ（足）とタイトエンド（TE）チャールズ・クレイ（肩）は制限付きで練習に参加した。

【その他、3日に判明した各チーム故障者情報】

1．グリーンベイ・パッカーズのHCマイク・マッカーシーはRBジェームス・スタークスが制限付きで練習に参加したことを明かした。スタークスは膝の負傷によって数週間の離脱を余儀なくされていた。WRタイ・モンゴメリーは鎌状赤血球貧血症の症状のために数試合を欠場し、また、数回の練習も回避していたが現在は練習を再開。WRランドール・コブ（ハムストリング）、TEジャレッド・クック（足首）、ラインバッカー（LB）クレイ・マシューズ（ハムストリング）は制限付きで練習に参加している。

2．カンザスシティ・チーフスのRBスペンサー・ウェア（脳しんとう）は再び練習に不参加だった。WRジェレミー・マクリンも鼠径部の負傷によって練習を回避している。マクリンが今シーズンここまでケガをしてこなかったのはかなりの珍事だ。LBデリック・ジョンソン（ハムストリング）は練習に復帰。

3．ピッツバーグ・スティーラーズのクオーターバック（QB）ベン・ロスリスバーガーが2日続けて制限付きで練習。RBディアンジェロ・ウイリアムス（膝）は練習に不参加。

4．ボルティモア・レイブンズのWRスティーブ・スミスは木曜日、制限付きではあったが10月9日の足首負傷後で初めての練習参加。コーナーバック（CB）シャリース・ライト（もも）は練習に不参加

5．ニューヨーク・ジャイアンツのWRオデル・ベッカムは臀部（でんぶ）の負傷によって練習を制限されている。

6．カロライナ・パンサーズのLBルーク・キークリーが鼠径部の負傷によって練習を回避。キークリーは金曜日には復帰するとHCロン・リベラは期待している。キークリーの負傷は深刻ではなさそうだ。オフェンシブタックル（OT）マイケル・オア―（脳震とう）、センター（C）ライアン・カリル（肩）、LBシャック・トンプソン（膝）、CBダリル・ウォーリー（肘）、ディフェンシブタックル（DT）バーノン・バトラー（足首）が練習に不参加。

7．ミネソタ・バイキングスのガード（G）アレックス・ブーンとLBエリック・ケンドリックスはいずれも脳しんとうによって練習に不参加。ディフェンシブライン（DL）シャリフ・フロイド（膝）も練習に不参加となっている。RBジェリック・マッキノン（足首）は制限付きで練習に復帰。セーフティ（S）アンドリュー・センデーホも制限付きで練習に参加した。

8．ニューオーリンズ・セインツの1巡目指名選手であるDTシェルドン・ランキンズは今週末のサンフランシスコ・49ers戦で今季初の出場が見込まれている。ランキンズは8月に腓骨（ひこつ）を骨折し、復帰指定を受けた。精彩を欠くセインツ守備陣をランキンズが鼓舞することになりそうだ。

9．デトロイト・ライオンズのHCジム・コールドウェルはCBダリアス・スレイ（脳しんとう）がプロトコルから復帰したことを明かした。スレイは水曜日に制限付きで練習していた。　

10．ニューヨーク・ジェッツのディフェンシブエンド（DE）ムハマド・ウィルカーソン（足首）は2日連続で練習に不参加。HCトッド・ボウルズは記者に対して今週末のマイアミ・ドルフィンズ戦の直前までウィルカーソンが出場可能かどうかの判断は難しいと発言。また、ボウルズは新人LBダロン・リー（足首）に関しては出場可能性が低いことにも言及した。

11．クリーブランド・ブラウンズのWRコリー・コールマン（手）はフルで練習に復帰。

12．デンバー・ブロンコスのCBアキブ・タリブ（背中）は練習を回避。『NFL Network（NFLネットワーク）』のジェームス・パーマーは今週末のオークランド・レイダース戦の直前までタリブが出場可能かどうかは分からないと報じた。HCゲイリー・キュービアックは記者に対してタリブが負傷箇所のセカンドオピニオンを得るためにカリフォルニアに向かったと述べた。

13．インディアナポリス・コルツWRのT.Y.ヒルトン（臀部）はフルで練習に参加。水曜日の練習は回避していた。

14．テネシー・タイタンズのRBデマルコ・マレー（足）は今週の序盤まで制限付きで練習していたが、フル参加可能が許可されている。TEデラニー・ウォーカーは鼠径部の負傷で制限付きで練習。

15．サンディエゴ・チャージャースのTEハンター・ヘンリー（膝）は再び練習に不参加。　WRトラビス・ベンジャミン（膝）とLBデンゼル・ペリーマン（ハムストリング）も練習を回避している。