チーフスRBチャールズが膝負傷で手術、故障者リストに登録
2016年11月04日(金) 15:25カンザスシティ・チーフスのランニングバック(RB)ジャマール・チャールズが最低でも8週間の離脱となりそうだ。
チーフスがチャールズを故障者リストに登録したことが分かった。これは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたもの。深刻度はまだ明らかになっていないものの、チャールズはこれで自身2度目の膝手術を受けることになる。
チャールズが復帰可能になるのは早くても第17週のサンディエゴ・チャージャース戦となり、おそらくこの試合はプレイオフのシード権決定、あるいはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区の優勝者を決定する重要な試合となる。順調に回復すれば、ポストシーズンでチャールズの姿を見ることができそうだ。
昨シーズンに苦しんだ膝十字靭帯(じんたい)損傷から完全には復活を遂げられていないチャールズは、今シーズンもまだ膝の痛みに苛まれているようだ。今シーズンの第5週でフィールドに復帰したものの、テールバックとしてはスペンサー・ウェアよりも優劣が下となり、先発出場はまだない。今シーズンのチャールズは3試合で40ヤード、12キャリーをマークしている。
チャールズは先週、インディアナポリス・コルツ戦に向けた練習の中で膝の痛みを再発し、インアクティブ登録となった。ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードは試合後、チャールズは権威あるドクターのジェームス・アンドリュー氏に膝を診察してもらうと語っていた。
チャールズの診断結果が良くなかったのは一目瞭然だ。
水曜日に膝手術が予定通り無事終了したチャールズは今シーズン中の復帰を目指すことになるとラポポートが報じている。
チーフスは1日、ロースタースポットを埋めるために元テネシー・タイタンズのRBビショップ・サンキーを獲得。サンキーは脳しんとうプロトコル中のウェアとチャーキャンドリック・ウエストに次ぐ3番手RBとなる。
チャールズのキャリアには不運が続いている。リーグでも屈指のRBであった彼は順調かと思われたここ2年間、膝の負傷に泣かされてきた。チーフスがウェアとウェストを出場させ続け、彼らがこのまま安定した成績を残していくとなれば、ケガから復帰したとしてもチャールズの未来はそう明るくはないのかもしれない。