バイキングスがGクリーブランドをジャガーズにトレード
2023年11月01日(水) 12:10ジャクソンビル・ジャガーズがシーズン後半に向けてオフェンシブラインを強化している。
現地10月31日(火)、ジャガーズがミネソタ・バイキングスとのトレードでガード(G)エズラ・クリーブランドを獲得すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロ、トム・ペリセロが報道。その後、両チームはこの取引を正式に発表し、バイキングスが見返りとして2024年ドラフト6巡目指名権を受け取ることになった。
シーズン終了後にフリーエージェント(FA)になる予定のクリーブランドは、バイキングスがシーズン途中にGダルトン・ライズナーと契約した後に不要な存在となっていた。バイキングスでの3シーズンあまりの間に左右両サイドでプレーしてきたクリーブランドは、素晴らしいランブロッカーであると同時に、今季は足のケガで欠場を余儀なくされるまでに、パスブロッキングも上達させていた。
クリーブランドは2020年と2021年にバイキングスに所属し、現在はジャガーズのオフェンシブラインコーチを務めているフィル・ラウシャーと再会を果たす。
今回の移籍により、トレード期限を前にニーズが高まっていたジャガーズのインテリアオフェンシブラインは補強されるだろう。ベン・バーチはシーズン開幕からレフトガード(LG)として先発していたが、シーズン第4週にタイラー・シャトリーと交代している。シーズン第5週にはウォーカー・リトルがレフトガードとして先発したが、負傷して離脱。シーズン第8週はアクティブ登録されていたものの、スペシャルチームとしてスナップ4回分しかプレーしていないリトルが、今回のトレードを受けてどうなるかはまだ分からない。
クリーブランドの加入はトレバー・ローレンスの前に立つオフェンシブラインを堅固なものにし、ランゲームではランニングバック(RB)トラビス・イーティーエンのためにより多くのホールを開けるのに役立つだろう。
【RA】