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QBカズンズが2024年にチームに戻ることを期待するバイキングスHCオコンネル

2023年11月02日(木) 13:45


カーク・カズンズ【AP Photo/Matt Ludtke】

クオーターバック(QB)カーク・カズンズが現地29日(日)に実施された試合でアキレス腱を断裂し、シーズン終了となったことに伴い、ミネソタ・バイキングスではクオーターバックの将来についての憶測が早くも始まっている。

カズンズはオフシーズンにフリーエージェントとなる予定であり、バイキングスには本人が望めば3月の市場参入を阻止する仕組みはない。プロボウルにも選出されたことがあるカズンズは、契約状況を考えるのはシーズンが終わってからだと何度も言っていた。シーズンが早々に終わった今、あらゆる関係者が将来について考え始めることができる。

バイキングスのヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネルは、カズンズを引き留める方法を見つけたいと明言した。

オコンネルは火曜日に『ESPN』を通じて「私がカークをどう思っているかみんな知っているだろ。カークも私が彼をどう思っているか知っている」と語り、こうつけ加えている。

「彼はナショナル・フットボール・リーグで誰よりも良いプレーをしていたと思うし、この事態に対処する上で最も難しいことの1つは・・・彼がリーグで最高のシーズンを経験していたという事実と、チームとしてどこまで行けていたかということだ。うまくいけば、私たちはまだその場所にたどり着けるだろう。しかし、カーク・カズンズと毎週毎週彼から得られていた、あのハイレベルなクオーターバックのプレーがなければ、チャレンジになることは分かっている」

水曜朝にアキレス腱の修復手術を受けたカズンズは、ワイドレシーバー(WR)ジャスティン・ジェファーソンが欠場していたにもかかわらず、センセーショナルなシーズンを送っていた。カズンズは8試合で18回タッチダウンパスを成功させてNFL首位に立ち、パスコンプリート数(216回)とパスアテンプト数(311回)でもトップだ。パス成功率69.5%はQB中5位、2,331パスヤードはトゥア・タゴヴァイロアに次いで2位。レーダー上では多少のブレはあったが、全体としてオコンネルHC下で2年目のカズンズにとってキャリア最高の年になりつつあった。

残念なことに、最後の9試合をケガで棒に振ってしまった。問題は、ジェネラルマネジャー(GM)クウェシ・アドフォ・メンサが、カズンズを長期にわたって引き留めるだけの将来性を見出したのか、それとも他の選択肢を探すのか、ということだ。

その間、バイキングスは火曜日のトレード期限前にジョシュア・ドブスを獲得。過去に短期間でオフェンスを学び、先発した経験のあるベテランQBを迎え入れた。しかし、これは4勝4敗のバイキングスを2023年に存続させるための一手であって、カズンズの将来についての決断を変えるようなものではない。

「私たちはさまざまなことを話し、内部でとても良い話し合いができた」とコメントしたオコンネルは、次のように続けている。

「カーク・カズンズが再び健康な状態に戻るという事実も含めて、このポジションに関して本当に多くの方向に進む可能性を自分たちに与えたかっただけだ。彼が今季終了後にフリーエージェントになることはわかっているが、カークは私が彼についてどう思っているか知っているし、うまくいくことを願っている」

「私たちが見つけたこの即効性のある解決策は、将来と現在の世界を離れる可能性なしに、本当に質の高い選手を獲得することができた。私たちは両方の目標を達成することができたし、自分たちのフットボールチームの助けになると思う」

【KO】