10月の最優秀選手はドルフィンズWRヒル、イーグルスWRブラウンら
2023年11月03日(金) 09:5410月にNFLのトップスターとして輝いたのは誰なのか? リーグは毎月、その月の栄誉を称える選手を発表している。10月の月間最優秀選手は下記の通りだ。
AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門月間最優秀選手
タイリーク・ヒル(WR/マイアミ・ドルフィンズ)
マイアミ・ドルフィンズのワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルがすでにドイツにいるのは、彼にふさわしいことかもしれない。ヒルには10月を祝う理由がたくさんあるからだ。ヒルは今シーズンすでに1,000レシーブヤードを突破しており、10月はレシーブ36回、602ヤード――試合平均120.4ヤード――、タッチダウン4回を記録するというセンセーショナルな月となった。
NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門月間最優秀選手
A.J.ブラウン(WR/フィラデルフィア・イーグルス)
ハイライトシーンを量産するようなキャッチを連発し、好成績を積み上げているA.J.ブラウンは、シーズンを通してセンセーショナルな活躍を見せているが、特にこの1カ月は素晴らしかった。フィラデルフィア・イーグルスのWRブラウンは10月の全5試合を含め、6試合連続で125ヤード以上のレシーブヤードを記録している。10月にはレシーブ40回で700ヤード――試合平均140ヤード――を稼いでおり、タッチダウンも合計で5回と、その間に試合平均1回をマークした。
AFCディフェンス部門月間最優秀選手
クインシー・ウィリアムス(LB/ニューヨーク・ジェッツ)
ニューヨーク・ジェッツのディフェンスは目を見張るようなパフォーマンスを見せており、ラインバッカー(LB)クインシー・ウィリアムスがそのけん引役となっている――弟のディフェンシブタックル(DT)クイネン・ウィリアムスも同様に健闘している。クインシーは10月に行われた4試合中3試合で10回以上のタックルを記録し、1カ月を通して45回のタックルをマークした。試合平均11.3回のタックルに加え、クインシーはサック2回、タックルフォーロス2回、フォースドファンブル1回、ファンブルリカバリー1回、パスブレークアップ4回も記録している。
NFCディフェンス部門月間最優秀選手
ダニエル・ハンター(LB/ミネソタ・バイキングス)
先月の大半で、LBダニエル・ハンターの名前はトレードのうわさで何度も上がっていたが、本人はただ圧倒的なパフォーマンスを見せることに徹していた。現在もミネソタ・バイキングスに所属しているハンターは、タックル18回、サック5回、フォースドファンブル2回、パスブレークアップ1回を記録し、チームが3連勝を収める原動力となった。
AFCスペシャルチーム部門月間最優秀選手
ブランドン・マクマナス(K/ジャクソンビル・ジャガーズ)
ジャクソンビル・ジャガーズは現在5連勝中だが、それを成し遂げられている主な理由はキッカー(K)ブランドン・マクマナスの信頼できる足にあると言えよう。ベテランキッカーのマクマナスは48得点をあげる活躍を見せた。この1カ月間でエクストラポイントを12回中12回成功させたマクマナスは、フィールドゴールも12回中12回決めており、そのうち4回は50ヤード以上のキックだった。ジャガーズが10月に5勝0敗と完ぺきな成績を収めたように、マクマナスも24回中24回のキックを成功させるという完ぺきな数字を残した。
NFCスペシャルチーム部門月間最優秀選手
ブランドン・オーブリー(K/ダラス・カウボーイズ)
スペシャルチーム部門週間最優秀選手に選ばれた翌日、ダラス・カウボーイズのKブランドン・オーブリーは10月全体の成績でもトップ選手と評価されている。新人のオーブリーは10月にすべてのキックに成功して35得点をあげた。11回のエクストラポイントをすべて成功させたオーブリーは、フィールドゴールも8回中8回に成功。そのうち2回は50ヤード以上のフィールドゴールだった。
NFLオフェンス部門月間最優秀新人賞
ジョーダン・アディソン(WR/ミネソタ・バイキングス)
バイキングスは10月の終わりにかけて3連勝を収めており、WRジョーダン・アディソンはそれに大きく貢献した。4試合連続でタッチダウンを決めたアディソンは10月にレシーブ23回、297ヤード、合計5回のタッチダウンを記録。プライムタイムに行われ、サンフランシスコ・49ersを相手にまさかの勝利を収めた試合では、2回のタッチダウンを決め、シーズン最多となる123ヤードを稼ぐなどしてその実力を見せつけた。
NFLディフェンス部門月間最優秀新人賞
デボン・ウィザースプーン(CB/シアトル・シーホークス)
ケガでシーズン初戦を欠場したシアトル・シーホークスのコーナーバック(CB)デボン・ウィザースプーンは、その遅れを取り戻した上でさらなる活躍をしている。10月に最初に挑んだニューヨーク・ジャイアンツ戦で好調なスタートを切ったウィザースプーンは、その後も印象的なプレーを続けている。1カ月を通して、ウィザースプーンはタックル17回、サック2回、パスブレークアップ5回を記録。さらに、ジャイアンツ戦では97ヤードのインターセプトリターンタッチダウンを決めている。
【RA】