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ジャイアンツQBジョーンズがレイダース戦で膝に重傷の恐れ

2023年11月06日(月) 10:59


ニューヨーク・ジャイアンツのダニエル・ジョーンズ【AP Photo/John Locher】

波乱含みのシーズンを送るニューヨーク・ジャイアンツが、現地5日(日)に新たな問題を抱えた。

ニューヨーク・ジャイアンツのクオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズが膝に重傷――ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂を含む――を負った可能性が懸念されている。ジョーンズはジャイアンツがラスベガス・レイダースに30対6で敗れた試合で負傷した。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが伝えている。

ヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールは試合後、ジョーンズがスタジアムでX線検査を受けており、月曜日にさらなる検査を受ける予定だと報道陣に語った。

首の負傷による3試合の欠場から戻ってきたばかりだったジョーンズは、第1クオーターの終盤にドロップバックした際、右膝から体勢を崩した。ジョーンズはメディカルテントで状態を確認した後、慎重な歩みでロッカールームへ向った後、試合から除外されている。

ダボールは2回のプレーで起こったことについて「彼は膝が崩れたように感じ、そこから抜けようとしていた。われわれが近寄って話しかけたときに、彼は“いや、大丈夫だ”と言って戻っていった。しかし、明らかに大丈夫ではなかった」と説明した。

試合を離れた段階で、ジョーンズはパス9回中4回成功、25ヤードをマークしていた。

ジャイアンツが7対0で相手を追いかけている状況で、トミー・デヴィートがジョーンズと交代。第3クオーターの初めにジャイアンツが公式にジョーンズを除外した時点で、点差は24に開いていた。

ドラフト外からNFL入りした新人のデヴィートはパス20回中15回成功、175ヤード、タッチダウン1回、インターセプト2回を記録。リリーフとして登場したものの、アントニオ・ピアース暫定HC指揮下での初出陣だったレイダースへの勝利をジャイアンツにもたらすことはできなかった。

『ESPN』のジョーダン・ラーナンによれば、ジョーンズは試合後に足を引きずったり、松葉杖を使ったりすることなく、ロッカールームを歩いている姿を目撃されたという。しかし、重傷を負った懸念は払拭(ふっしょく)されておらず、ジョーンズは報道陣からの質問に一切答えていない。

ジャイアンツは月曜日にあらゆるニュースに備えているだろう。バックアップQBのタイロッド・テイラーがすでに故障者リザーブ(IR)に入っているため、クオーターバックについては悲惨な状況になる可能性もある。

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