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イーグルスQBハーツが痛みを抱えながらカウボーイズに粘り勝ち

2023年11月07日(火) 12:04

フィラデルフィア・イーグルスのジェイレン・ハーツ【AP Photo/Alex Brandon】

フィラデルフィア・イーグルスのクオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツは現地5日(日)に行われたダラス・カウボーイズ戦の前半終盤にローヒットを受け、足を引きずる姿が見られた。ハーツはスナップを逃すことはなかったが、イーグルスが3点ビハインドで第2クオーター終了を迎えると、早々にロッカールームへと向かっている。

ハーツは第3クオーターの最初のドライブで逃げ回る場面もあったものの、ワイドレシーバー(WR)デボンタ・スミスへの完璧なディープパスで29ヤードのタッチダウンを決め、イーグルスはこの日はじめてリードを奪うと、そのまま追いつかれることなく28対23でディビジョンライバルのカウボーイズに勝利している。

「なんて言っていいか分からないけど、粘り勝ちだったのは間違いない」とハーツは試合後にチームの記者団に述べている。

「タフな勝利だった。相手チームを尊敬する。彼らはいつだって手強い相手で、優秀な選手がたくさんいる。何はともあれ、これ以上ないタイミングでバイウィークを迎えられて良かった」

ここ数週間、ハーツは膝の故障に悩まされており、サポーターを着用してプレーしている。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、カウボーイズ戦を前にハーツの膝の症状は打撲程度だったという。

イーグルスはバイウィーク後にカンザスシティ・チーフス、バッファロー・ビルズ、サンフランシスコ・49ersとの対戦に加え、カウボーイズとシアトル・シーホークスとの再戦という5試合を控えており、MVP候補のハーツにとって、バイウィークはプレーが制限されるのを避けるために役立つかもしれない。

ケガをものともせずにプレーするハーツの能力は、チームメイトを勇気づけているようだ。

センター(C)のジェイソン・ケルシーは「彼がプレーできて、戻っても大丈夫だというなら、フィールドから彼を遠ざけることはできないだろう」と日曜日に述べている。

ハーツ自身は負傷しながらもプレーできる能力を軽く否定しており、勝利のためにチームが必要としていることは何でもすると語った。

「そういう言い方は好きじゃないんだ」とハーツはケガとのつき合い方について言う。

「もちろんいいプレーはしたいけど、さっきも言ったように、それはこの街やチームメイトたちのためなら何でもするということ。必要なことをやる、それだけのことだ。俺は単純にこの勝利をもぎ取ることができてうれしいし、俺たちは立ち直る力を見せつけることができた」

ハーツは1週間の休養を取った後、自分がフィールド上の誰よりも活躍しながらも第57回スーパーボウルで勝てなかったチーフスを倒すことを目指す。

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