アトランタ・ファルコンズがクオーターバック（QB）のポジションに新たな問題を抱えているかもしれない。現地12日（日）にファルコンズが25対23でアリゾナ・カーディナルスに敗れた試合で、QBタイラー・ハイニケがハムストリングを負傷している。

ファルコンズが22対17で相手を追いかける展開でバックアップQBのデズモンド・リッダーが代役として出場。試合終盤にはファルコンズがリードを握ったものの、カーディナルスのQBカイラー・マレーがアリゾナの攻撃陣を決勝点となるフィールドゴールへと導いた。

ファルコンズのヘッドコーチ（HC）であるアーサー・スミスは試合後に「（ハイニケは）ハムストリングを痛めており、デズが出場して本当によくやってくれた。彼がわれわれにチャンスをもたらした。ゾーンリードで実にいいプレーをした。残念ながら、われわれはおよばなかった」と述べている。

ハイニケはスクランブルで8ヤードを走った際にコーナーバック（CB）ゼイベン・コリンズのヒットを受けてハムストリングを負傷している。

日曜日にアリゾナで実施された試合から離脱するまで、ハイニケはパス15回中8回成功、56ヤード、タッチダウン1回をマーク。

スミスHCがクオーターバックを変更すると決定するまで、過去数週間にわたってファルコンズのクオーターバックポジションが抱える問題は話題になってきた。シーズン第8週にテネシー・タイタンズと戦った試合では、脳しんとうの診断を受けたもののプレー継続の許可を得ていたリッダーがハイニケと交代させられていた。シーズン第9週を迎えるに当たり、スミスHCはミネソタ・バイキングス戦ではハイニケが先発の役割を担い、リッダーがバックアップを務めると発表。ファルコンズはこの試合に敗れたものの、ハイニケはカーディナルス戦でも先発の役割を継続していた。

今季序盤8戦で先発QBを務めていたリッダーは、日曜日の試合をパス6回中4回成功、39ヤードという数字で終えている。

スミスHCはチームのQBポジションをめぐる展望について「間違いなく、そのことは影響してくる」と話した。

「もう言ったように、デズはカムバックしていい仕事をした。リセットできているようで、信頼している。もしこの試合の2つ目のプレーで出場していても、準備できていただろう・彼はひるまなかった。さっき言ったように、彼が勝つチャンスをくれた」

ハイニケはバイウイークの間をハムストリングの回復に当てることができる。しかし、ニューオーリンズ・セインツとの試合で誰がセンターの後ろにつくかは、これから数日の間はまだ分からないだろう。

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