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レイブンズとの“11月のプレーオフゲーム”へ向けて準備するベンガルズ

2023年11月15日(水) 12:39

シンシナティ・ベンガルズ【Aaron Doster via AP】

現地16日(木)夜に組まれたボルティモア・レイブンズ対シンシナティ・ベンガルズは、もとより重要な一戦になるはずだった。しかし、両チームがこの日曜日に敗北したことで、試合を取り巻く雰囲気は一段と高まっている。

月曜日、ベンガルズの攻撃コーディネーター(OC)ブライアン・キャラハンはチームの公式サイトを通じて「私は今度の試合をまるで11月のプレーオフゲームであるかのように感じている。いつも、レイブンズと対戦するときは、最後の1回か2回のポゼッションまで決着がつかない。いつもレイブンズ戦は最後までもつれ込むんだ。精神的な準備はできている」と話した。

レイブンズはシーズン第2週、シンシナティでベンガルズを一進一退の攻防の末に破り、ボルティモアがアウェーで勝利をもぎ取った。この戦いは、ベンガルズのクオーターバック(QB)ジョー・バロウがシーズン序盤に悩まされたふくらはぎのケガをまだ引きずっていたために起こった。

レイブンズ戦の敗戦でベンガルズはシーズン0勝2敗となったが、その後の6試合で5勝を挙げ、ヘッドコーチ(HC)のザック・テイラー率いるチームは再び優勝争いに加わった。しかし、日曜日にホームで相手QBのC.J.ストラウド率いるヒューストン・テキサンズに敗北したことで5勝4敗となり、シーズン第11週を迎える前にプレーオフ圏外に追い込まれている。

木曜夜の試合は、ベンガルズにとって極めて重要な展開の始まりである。ボルティモアでの試合とホームでのピッツバーグ・スティーラーズ戦でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区のチームに立て続けに直面した後、ベンガルズは12月最初のプライムタイムでAFC南地区首位のジャクソンビル・ジャガーズと対戦する。

昨年のレイブンズ戦ではバロウのタッチダウンスニークでリードを奪ったものの、レイブンズのQBラマー・ジャクソンが43ヤードのフィールドゴール(FG)に繋がるドライブを展開し、ベンガルズを下している。

テイラーHCは昨年のボルティモアでの試合について「そのときの状況を思い浮かべることができる。それが今度の試合にとってプラスに働くと思う。素晴らしい試合だった。試合終了間際に逆転された。だから、自分たちがどういう状況に置かれるかはわかっている。われわれの仲間はそれに備えるだろう」と語った。

両チームともシーズン第10週の敗戦の傷を引きずっているだけに、木曜日の試合は白熱するだろう。特にベンガルズにとっては、厳しいAFC北地区から脱落する可能性があるため、アウェーでの勝利が必要不可欠だ。

【AK】