49ersのSフファンガがバッカニアーズ戦でACL断裂、シーズン終了に
2023年11月21日(火) 10:37セーフティ(S)タラノア・フファンガの2023年シーズンが正式に終了した。
検査の結果、フファンガが右膝のACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂していることが判明したとサンフランシスコ・49ersのヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンが現地20日(月)に発表。
フファンガが負傷したのは、49ersが27対14で勝利したタンパベイ・バッカニアーズ戦の第3クオーター序盤で、バッカニアーズのランニングバック(RB)ラシャード・ホワイトに近づこうとしたときだった。ホワイトがフファンガを避けるために外側にカットした際に、フファンガは芝生に倒れ込んでいる。フファンガは立ち上がり、ゆっくりと歩いてフィールドを離れたものの、試合には戻らなかった。フファンガの代わりに出場した新人のジアイル・ブラウンは、第4クオーターにインターセプト1回を記録している。
フファンガはさらなる検査を受けるべく、最終的にカートに乗せられてロッカールームへ向かった。そして、検査の結果は最悪のものだった。やや明るいニュースもあり、シャナハンHCによると、フファンガのACL断裂は半月板には影響していないとのこと。
2023年シーズンはフファンガが15試合以上に出場しない初めてのシーズンとなる。かつてドラフト5巡目指名を受けたフファンガは2シーズンあまりのNFLキャリアで逸材であること証明し、ローテーションで起用されていた選手から49ers守備陣の主力選手にまで成長を遂げた。タックル97回(うちフォーロス5回)、インターセプト4回、パスディフェンス9回、フォースドファンブル2回を記録した2022年シーズンには、キャリアで初めてプロボウルとオールプロに選出されている。
49ersがロサンゼルス・ラムズを下した昨シーズンのマンデーナイトフットボールで、クオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードがインターセプトを喫したときにピックシックスを決めたことで正式にNFLの世界にその名を知らしめたフファンガは、49ers守備陣の万能選手として活躍を続けてきた。49ersがスーパーボウルを目指し続ける中で、フファンガは2023年シーズンの残る試合を欠場することになる。
【RA】