チーフスTEケルシーがTEによるタッチダウンレシーブ数で歴代5位タイに
2023年11月21日(火) 13:142度目のスーパーボウル制覇からサタデーナイト・ライブ、シンガーソングライターであるテイラー・スウィフトとのうわさまで、2023年にトラビス・ケルシーの話題が尽きることはない。
現地20日(月)、カンザスシティ・チーフスのタイトエンド(TE)ケルシーはキャリア通算74回目のタッチダウンレシーブを記録。その経歴に歴史的な記録を追加した。ケルシーはシーズン第11週に実施されているフィラデルフィア・イーグルス戦の第2クオーターに4ヤードのタッチダウンレシーブを決めたことにより、タイトエンドが記録したタッチダウンレシーブ数で、ジェイソン・ウィッテンと並んで歴代5位タイとなった。
ケルシーは次にタッチダウンレシーブを決めると、単独5位になることができる。現役タイトエンドの中では、ニューオーリンズ・セインツのジミー・グラハム(通算タッチダウンレシーブ86回で歴代4位)に次ぐ2位だ。キャリア通算116回のタッチダウンレシーブをマークしたロサンゼルス・チャージャーズの元名選手アントニオ・ゲイツが、殿堂入りしたトニー・ゴンザレス(111回)や、ロブ・グロンコウスキー(92回)を抑えてトップに立っている。
ケルシーにとって今季5回目となる今回のタッチダウンレシーブは、クオーターバック(QB)パトリック・マホームズから受けた通算51回目のものとなった。このQBとTEのコンビはリーグ史上最強のコンビの1つとして地位を高め続けている。今回のタッチダウンで、マホームズとケルシーはドリュー・ブリーズおよびグラハムのコンビと並んでNFL史上3位(1位はトム・ブレイディとグロンコウスキーによる90回のタッチダウン)のタッチダウン数を誇るQB-TEコンビとなった。
プロボウルに8回、オールプロに4回選出された経歴を持つなど、殿堂入りに向けて実績を積み重ね続けているケルシーは、史上最高のタイトエンドとしての地位を築きつつあるのかもしれない。タイトエンドによるレシーブ数とレシーブヤードですでに歴代4位につけており、100ヤード超えを達成した試合数でタイトエンドとして歴代最多記録を保持している現在34歳のケルシーは、8シーズン連続の1,000ヤード超えを目指しているところだ。それを4回以上記録しているタイトエンドは他にいない。
長いキャリアの中で、月曜日はケルシーにとってまた新たな節目となった。
【RA】