初めてビルズのOCとして臨んだ試合を振り返るジョー・ブレイディ
2023年11月22日(水) 13:30ケン・ドーシーの後任としてバッファロー・ビルズの暫定攻撃コーディネーター(OC)に就任したジョー・ブレイディは、クオーターバック(QB)ジョシュ・アレンを復調させるということだけに集中していた。
チーム公式サイトによると、ブレイディは現地20日(月)に「私はただ彼にジョシュ・アレンになってほしかった」と報道陣に語ったという。「プレーするときに味わう楽しさ、ワクワク感――私はそれを糧にしている。結局のところ、このゲームは本来、楽しむべきものなのだ。私はコーチングをとても楽しんでいるし、選手たちがプレーをすごく楽しんでいるのも知っている」
「以前は楽しんでいなかったというわけではないが、昨夜は彼が楽しんでいる部分が少し見えたのではないだろうか。みんなも明らかにそれを糧にしていたと思う」
日曜日にニューヨーク・ジェッツの優秀な守備陣を相手に32対6で勝利を収めた試合で、アレンは3回のタッチダウンを決めた。これにより、アレンはカンザスシティ・チーフスのQBパトリック・マホームズを抜いて、キャリア最初の6シーズンにおけるパスとランの通算タッチダウン数(205回)でNFL史上最多記録を更新した。
アレンはジェッツ戦でパス32回中20回を成功させて275ヤード、タッチダウンパス3回、インターセプト1回(ハーフタイムでのヘイルメリー)、パサーレーティング108.2をマーク。
ビルズはオフェンス面で補完的なプレーをし、263パスヤードに加えてランでも130ヤードを稼いだ。昨年からの課題であるレッドゾーンでの苦戦はまだ続いており、4回中1回という結果だったが、ビッグプレーが生み出されたことから、ジェッツ戦でそれが大きな問題になることはなかった。
勝てばすべてが容易になるが、ビルズにとってこの先のスケジュールは決して楽ではない。現地26日(日)には現在9勝1敗のフィラデルフィア・イーグルスと対決する。シーズン第13週のバイウイークを終えると、ショーン・マクダーモットHC(ヘッドコーチ)率いるビルズはカンザスシティでチーフスと相まみえ、その後はホームでダラス・カウボーイズを迎え撃つ予定だ。
ブレイディが初めてビルズの攻撃コーディネーターとして臨んだ試合を終えて、バッファローには良い雰囲気が漂っている。ビルズがプレーオフ進出を確実なものにするためには、ブレイディがそのパフォーマンスを今後の数週間で何度も発揮する必要がある。
【RA】