ニュース

肘負傷のシーホークスQBスミス、49ers戦はクエッショナブル

2023年11月23日(木) 11:24


シアトル・シーホークスのジーノ・スミス【AP Photo/Ashley Landis】

シアトル・シーホークスのクオーターバック(QB)ジーノ・スミスは、現地23日(木)夜に行われるシーズン第12週のサンフランシスコ・49ersとの試合で出場する可能性はまだ残っているが、シーホークスオフェンスのもう1人の重要な選手が出場する可能性は低いようだ。

シーホークスが水曜日に発表した故障者報告では、スミスはクエッショナブルになっていたが、ランニングバック(RB)のケネス・ウォーカー三世(腹斜筋)はダウトフルになっている。

スミスはシーズン第11週に行われたロサンゼルス・ラムズ戦の第3クオーターに、ラムズのディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドから受けたヒットで肘と上腕三頭筋を痛めて離脱した。しかし、スミスは最終ドライブで復帰し、シーホークスに勝機をもたらしながらも、最終的には17対16で敗れている。

月曜日、シーホークスのヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルは、スミスがサンクスギビングデーの夜、49ersとの対戦には出場できるとかなり楽観視していた。水曜日に、スミスはプレーするかと再び聞かれたキャロルHCは「そう思う」と答えている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは、スミスはここ数日プレーする方向で調整しており、その点ではまだ何も変わっていないと報じた。

スミスはシーズン第11週のラムズ戦でパス34回中22回成功させ、233ヤードとタッチダウン1回を記録し、シーホークスの16対7のリードを築いた。残り時間1分31秒で復帰したスミスはパスを3回成功させ、キッカー(K)ジェイソン・マイヤーズの55ヤードのフィールドゴールの試みに結びつけたが、キックは失敗に終わっている。

一方、ラムズ戦の第1クオーターに腹斜筋を痛めたウォーカー三世については、あまり明るいニュースではない。キャロルHCはウォーカーが故障者リザーブ(IR)に入る必要はないだろうが、今度の49ers戦出場は非常に疑わしいと語っている。

スミスは今季2度にわたる負傷で試合から遠ざかっていることもあり、昨シーズンのような活躍はできていない。昨季は17試合でキャリアハイのタッチダウン30回をマークしたが、今季は10試合でわずかタッチダウン12回。パス成功率とパス平均獲得ヤードも低下している。

とはいえ、キャリアハイの年でさえ、スミスとシーホークスは49ersの攻略はできておらず、リーバイス・スタジアムでのワイルドカード・プレーオフ戦を含め、昨シーズンの3度の対戦はすべて敗れた。スミスは3回の敗戦でタッチダウン3回をあげ、パス成功率は74%だったが、ターンオーバーも3回(インターセプト2回、ファンブル1回)喫している。

ウォーカーは621ランヤード、ランタッチダウン6回でチームをリードしている。ルーキーRBザック・シャルボネはラムズ戦でウォーカーの代役を務め、キャリアハイのラン15回で47ヤードを走り、パスキャッチ6回(ターゲット6回)で22ヤードをマーク。また、ルーキーRBケニー・マッキントッシュもプロデビューの見込みだ、とキャロルHCは今週初めに語っている。

【KO】