コルツの施設に戻り、“メンタル面のレップス”を積むQBリチャードソン
2023年11月24日(金) 09:40クオーターバック(QB)アンソニー・リチャードソンがルーキーシーズン中に再びフィールドに立つことはないが、インディアナポリス・コルツでの仕事がなくなったわけではない。
2023年NFLドラフト全体4位指名を受けたリチャードソンは、リハビリを終え、いくつかメンタル面の練習を積んでからルーキーシーズンを締めくくるために、チーム施設とサイドラインに戻ってきた。
チーム公式サイトによると、コルツのヘッドコーチ(HC)シェーン・スタイケンは「彼はもちろんレップスに参加していないが、私たちと一緒にクラスルームでメンタル面のレップスを行っているし、ゲームプランのミーティングにも参加している」と述べたという。
「だから、試合中にサイドラインにいるときでも、(彼は)サイドラインでコールを聞きながら、メンタル面のレップスを経験している。それを経験することは、プロセスの最初の部分を通して大きな意味を持つと思う」
リチャードソンのダイナミックさは出場していた4試合で存分に発揮されていたが、その激しいプレースタイルがケガにつながる危険性もはらんでいた。
投球側の肩を負傷して手術を受けたことにより、リチャードソンのルーキーシーズンは短縮されたものの、ポテンシャルの片りんは明らかに見えていたと言えよう。先発した4試合で、リチャードソンはタッチダウンパス3回、タッチダウンラン4回をマークしている。
少なくともリチャードソンにとって、現在は2024年がすべてだ。
現地10月8日(日)に行われたテネシー・タイタンズ戦で負傷したリチャードソンは、10月24日(火)にロサンゼルスで手術を受けた。チーム公式サイトによれば、リチャードソンは最近、インディアナ・ファーム・ビューロー・フットボール・センターに戻り、リハビリを続けているとのこと。
コルツの将来のフランチャイズQBが負傷したことを受けて先発の座を引き継いだベテランQBガードナー・ミンシューは「彼が周りにいるのは最高だ」と語り、「誰もが彼の存在に敬意を払い、共鳴している。彼が(クオーターバック)ルームにいることは良いことだと思う――ロッカールームにいることもね。だから、俺たちが前進していく中で彼がもっと戻ってくるようになればいいな」と続けた。
【RA】