ドルフィンズHCマクダニエルがCBラムジーを称賛
2023年11月24日(金) 11:06コーナーバック(CB)ジャレン・ラムジーはマイアミ・ドルフィンズの一員として初めて出場したシーズン第8週より前から、チームに好影響を与えていた。
ラムジーが与えた影響は、現地19日(日)に行われた試合で見せ、シーズン第11週の週間最優秀選手に選出されることにつながった、2回のインターセプトだけにとどまらない。
膝のケガでフィールドから遠ざかっていたにもかかわらず、ラムジーは回復中もチームの中心選手となっていた。水曜日にそれを高く評価したヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルは次のように述べている。
「これまでのキャリアの中で、治すのに数週間どころか数カ月かかるケガをしている選手が、これほどチームに関わっているのを見たことがない。いいかい、彼はこのチームで2回の練習に参加した。2回の練習で、自分が人々に与える影響と、自分のケガがどのようなものかを理解する手段を得たのだ――彼がチームに話しかけるまで、うちのチームは不調だった。彼は“なあ、俺はこうするつもりだ”と説明して、それから毎日それを実行した」
今年3月に行われたトレードでロサンゼルス・ラムズからドルフィンズに移ったラムジーは、7月に半月板を負傷したことでドルフィンズに大きな打撃を与えた。しかしながら、懸命に回復への道のりを歩んだラムジーは、練習に参加したり、新たなチームメイトのそばでプレーしたりすることができなかったにもかかわらず、その過程でチームに馴染んでいった。
ラムジーにとってそれは苦渋の決断ではなく、彼はケガに関係なくチームの一員になるつもりだった。さらに、ドルフィンズのメンバーのそばにいることは、ケガの克服を目指すラムジーにとっても助けとなったはずだ。
ラムジーは水曜日に「俺はただすべてを受け入れ、ここにとどまろうとした。彼らの一員となり、旅の一部になる。それですべてが良くなったんだ」と話している。
プレーする前からドルフィンズに強い影響を与えてきたラムジーは、フィールド復帰を果たしてからも確実に強い影響を与えている。
出場した3試合で、ラムジーはインターセプト3回、タックル6回、パスブレークアップ3回をマーク。その過程で『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス/PFF)』によるグレードでは90.2とされている。
ラムジーは「俺はものすごく自信がある選手だ」とコメント。
「昔から自分に何ができるかを分かっている。自分の能力を把握している。チームメイトの何人かは、それを生で見たことがないから、試合に出て必ず見せてあげようと思っている」
ラムジーは出場した3試合だけではなく、もっと長くドルフィンズと共に過ごしてきた。彼はそれを確信している。
プロボウルに6回選出された経歴を誇るラムジーは、フィールド内外で活躍し、すぐに新しいクラブとも打ち解けた。
「彼の良いところは挙げきれない」と述べたマクダニエルHCは「これまででトップ3に入るくらい気に入っている選手だ。試合の状況下にいたのは4回だっけ? 3回だっけ?」と続けている。
【RA】