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ドルフィンズLBジェイラン・フィリップスがアキレス腱断裂、残りのシーズンを欠場へ

2023年11月26日(日) 18:42


マイアミ・ドルフィンズのジェイラン・フィリップス【AP Photo/Bryan Woolston】

マイアミ・ドルフィンズのブラックフライデーの勝利には代償が伴った。

チームは34対13でニューヨーク・ジェッツに勝利したが、MRI検査の結果、ラインバッカー(LB)ジェイラン・フィリップスがシーズン終了を意味するアキレス腱(けん)断裂に見舞われていたことが判明したと現地25日(土)にヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルが発表した。

不幸なことに、断裂が起きたのはフィリップスとディフェンスが最高のパフォーマンスを見せていた試合終盤に起きた。第4クオーター残り9分強のところでドルフィンズは27対6でジェッツをリードし、ゲームを手中に収めていたが、パスラッシュを仕掛けようとしたフィリップスが突然倒れてしまった。

8勝3敗でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区の首位に立ち、2008年以来となる地区タイトル獲得を目指すドルフィンズにとっては大打撃だ。

今シーズンのフィリップスはブラッドリー・チャッブ(サック6回)と脅威のエッジラッシュデュオを結成し、ディフェンシブタックル(DT)クリスチャン・ウィルキンスと並んでチーム最多のサック6.5回をマークしている。

さらに、プレーした8試合でタックル43回、クオーターバック(QB)ヒット11回、タックルフォーロス7回とインターセプト1回を挙げている。

フィリップス不在の間、ドルフィンズはラインバッカー(LB)アンドリュー・バン・ギンケルとディフェンシブエンド(DE)エマニュエル・オグバを重用することになるだろう。オグバは金曜日にサック1.5回とファンブルフォース1回を挙げるステップアップを見せた。

回復に努めるフィリップスにとって、今季はマイアミでの未来を左右する極めて重要な時期でもある。

プロ3年目のフィリップスは、オフシーズンにルーキー契約5年目のオプション行使が可能となる。ドルフィンズがそれを行使するための期限は5月2日(木)だ。

【M】