現地26日（日）に行われた試合でベンチに下げられたコーナーバック（CB）マーカス・ピータースが、月曜日にラスベガス・レイダースを離れることになった。

カンザスシティ・チーフスに敗れた試合の大半をサイドラインから見ていたピータースが、チームから放出されると『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが月曜日に情報筋の話をもとに報じている。

月曜日、レイダースの暫定ヘッドコーチ（HC）アントニオ・ピアースはピータースの放出とともに、飲酒ならびに薬物の影響下での運転（DUI）で土曜夜に逮捕されたセーフティ（S）ロデリック・ティーマーを放出することも発表した。

第2クオーター中盤に、痛恨のタックルミスをおかした後にベンチに下げられた30歳のピータースは、ピアースとサイドラインで短いやりとりをする姿が目撃されている。

ピアースは試合後、わずか20回のスナップにしか参加しなかったピータースが試合に復帰しなかったのは“コーチの判断”だったと述べたものの、詳しい説明はしなかった。

しかし、ピータースと決別するという月曜日の決断が、多くを物語っていると言えよう。

プロボウルに3回、オールプロに2回選出された経歴を持つピータースは今シーズン、特にランディフェンスで苦戦してきた。これまでチーフス、ロサンゼルス・ラムズ、ボルティモア・レイブンズでプレーしてきたピータースは、キャリアで5つ目のクラブに加入することを目指すだろう。

今季、レイダースで12試合に出場してきたピータースは、タックル43回、パスブレークアップ5回、インターセプト1回を記録。デトロイト・ライオンズ戦で決めたインターセプトは75ヤードのリターンタッチダウンにつなげた。

【RA】