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復帰戦で珍しい記録を打ち立てたラムズRBカイレン・ウィリアムズ

2023年11月28日(火) 10:59

ロサンゼルス・ラムズのカイレン・ウィリアムズ【AP Photo/Ashley Landis】

ロサンゼルス・ラムズのランニングバック(RB)であるカイレン・ウィリアムズがラインアップに復帰してすぐに爆発力を見せている。

2年目のウィリアムズはラムズが37対14でアリゾナ・カーディナルスに勝利した試合で、204スクリメージヤードと2回のタッチダウンを記録。故障者リザーブから復帰した初戦で、キャリー16回で143ラッシングヤードをマークしたのに加え、キャッチ6回で61ヤードと2回の得点を決めた。

勝利後に足首の感触を問われたウィリアムズは、機知に富んだ答えを返している。

チームの公式サイトによると、ウィリアムズは「どれくらいだったかな――スクリメージから200ヤード? なら200パーセントだね」と話したという。

このコメントは、日曜日の復帰を前に自身の調子が“150パーセント”と語った本人の言葉をもじったものだ。

『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、ウィリアムズは1試合で140ラッシングヤード以上、60レシービングヤード以上、タッチダウンキャッチ2回以上を達成したNFL史上初の選手になったという。23歳のウィリアムズは、2018年シーズン第6週にトッド・ガーリーが達成して以来の、200スクリメージヤード超えを達成したラムズのランニングバックでもある。

日曜日の試合はウィリアムズにとって、2023年にスクリメージタッチダウンを2回以上記録した4つ目の試合にあたる。欠場していた期間があるにもかかわらず、この数字はNFL最多タイとなっている。

シーズン第6週のカーディナルス戦で足首を負傷するまで、ウィリアムズは今季に好スタートを切っていた。4試合を欠場したことで、奇妙なことが起こっている。ウィリアムズはいずれもカーディナルスとの対戦だった2試合(シーズン第6週と第12週)連続で、150スクリメージヤード以上を記録している。対戦相手が同じである連続した2試合でプレーし、それぞれで150スクリメージヤード超えを達成したのは、ウィリアムズがNFLの歴史上で初めての選手だ。

ヘッドコーチ(HC)のショーン・マクベイは「彼は本当に優れたフットボール選手で、競うことが大好きな男たちの1人だ。出て行ってゲームをプレーするのを楽しむという天性の気質があれば、本当に高い生産性を発揮できる」と話し、こう続けた。

「つまり、彼は素晴らしい仕事をしている。カイレンはとても実直だ。彼は戦うことを愛している。本当にハードに働くし、だからこそまたあのレベルのパフォーマンスができている。その姿を見るのはクールだった」

ウィリアムズのプレーは、争いの中で台頭しつつあるラムズの若いロースターを象徴している。マクベイ率いる5勝6敗のチームは、6試合を残す今もワイルドカードラウンド進出の目を残している。

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