ディフェンシブエンド（DE）ジェイソン・ピエール・ポールのカムバックは2チーム目に至ろうとしている。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが現地27日（月）の夜に報じたところによれば、マイアミ・ドルフィンズがニューオーリンズ・セインツの練習生であるピエール・ポールと契約を結ぶ見込みだという。

ピエール・ポールは『Instagram（インスタグラム）』上でほぼこの動きを認めており、セインツの組織に感謝を示す一方、イルカの絵文字をつけつつ“ただいま”とつづった。

ピエール・ポールは11月16日に練習生としてセインツと契約を交わした後、日曜日にセインツがアトランタ・ファルコンズに敗れた試合で、スナップ17回に参加してタックル2回を記録。しかしながら、月曜日にセインツの練習生に戻ったため、ドルフィンズと契約ができる状態になっていた。

ドルフィンズはプロボウルに3度選ばれたピエール・ポールを、金曜日にニューヨーク・ジェッツに敗れた試合でシーズン絶望となったジェイラン・フィリップスの抜けた穴を埋める存在にすることを狙う。

ピエール・ポールはスーパーボウルやプロボウルでの経験を、ビック・ファンジオが率いるサウスビーチの守備陣にもたらすだろう。

34歳のピエール・ポールは2010年ドラフトの1巡目でニューヨーク・ジャイアンツから指名を受けた。ニューヨークでは8シーズンにわたってプレーし、タンパベイ・バッカニアーズで4年を過ごした後、昨年はボルティモア・レイブンズへ。その後、セインツと契約していた。ピエール・ポールはジャイアンツおよびバッカニアーズの一員としてスーパーボウル優勝を経験している。

昨年、ピエール・ポールはシーズンが2試合を終えたところでレイブンズに加入し、13試合に出場してサック3回、タックル26回を数えた。

ピエール・ポールは短い滞在に終わったニューオーリンズを離れ、フロリダへと向かう。その地で、ピエール・ポールはAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）東地区1位のドルフィンズが擁する、戦力が減退したパスラッシュにパンチを加えようとしている。

【A】